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令和2年5月20日(水)コロナ禍での離婚問題

ご無沙汰しております。

気付けば平成の時代が終わり、令和の時代となっていました。

そして昨今のコロナ禍。

今はとにかく”動く”ことが禁忌とされ、世の中の動き、生活、思想、すべてが停滞して

しまっている状態で、思考も内向的になり、欝々とした気持ちになりがちです。

あまり人と会ってはいけない、食事中もしゃべってはいけない、旅行も我慢して・・・

となると、どうしたってネガティブになりますよね。

”コロナ離婚”という言葉が生まれていますが、

もともとの元凶は他にあるにしても、先が見えない、プラス思考になれない、

ということも、離婚を選択するひとつの要因になっている気がします。

とはいえ、離婚という重大な局面においては、言うまでもなく十分な熟考が必要で、

さらには人に相談することもとても重要だと思うのです。

離婚するには、さまざまな面倒くさい手順を踏む必要があり、

面倒だからといってそれを怠ると、後から後悔する可能性もあるのです。

コロナ禍に流されて、安易に離婚届けを出すことはおすすめできません。

こんな時でも、人の意見を聞くこと、とことん相談をすることはとても大切です。

平成31年1月9日(水)あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

だいぶ久しぶりの更新となってしまいました。

 

昨年は、個人的に時間が過ぎるのがとても早く感じ、

気付いた時には6月くらいになっていて、

いつの間にか年末が目前に迫っていたという状態でした。

 

今年は年齢的にも節目の年になってくると思うので、

じっくりと腰を据えて、一日一日を噛みしめながら過ごしたいと思っています。

 

それからこれも個人的な目標ですが、今年は必ず、

もう何年も行けていない、親友との温泉旅行を実現させたいです!

彼女は専業主婦で、ちょっとうらやましいと思うこともありますが、

たまにはリフレッシュして、長年溜まった心の垢を洗い流してこようと思います。

 

そしてまたお仕事で、少しでも皆さまのお役に立てる機会があるならうれしいです。

今年もよろしくお願いいたします。

平成30年3月13日(火)季節の変わり目

お久しぶりです。

やっと暖かく春めいた陽気になってきましたね。

この先は、それほど大きな寒の戻りもないそうです。

 

ところで、一週間ほど前から、まぶたの痙攣が断続的に続いています。

すごく気になって気持ち悪いです・・・。

一説によると、春先など季節の変わり目には、

急激な気候の変動に心や体が追いつかず、ストレスが生じやすいとのこと。

それによって自律神経が乱れ、様々な体調不良が起きるのだそうです。

まぶたの痙攣も、それが原因かもしれません。

 

それからこの時期は、なんとなく体がだるく、ふわふわするというか、

軽い乗り物酔いのような状態になりませんか?

肩や腰もなんとなく痛いし、胃も少しシクシクするような気がします。

冬の寒さが例年になく厳しかっただけに、

新たな季節に対応するためには、少し苦労しなければならないようです。

 

この前、天達気象予報士がおっしゃってましたが、

急に暖かくなると、イライラしやすくなって、夫婦喧嘩が増えるのだそうです。

半分ジョークですが、“夫婦喧嘩注意報”が発表される国もあるとか。

まあしかし、ちょっとした遊び心とはいえ、

“夫婦喧嘩注意報”が出ることによって、理由なきイライラの原因を知ることができ、

不必要な夫婦喧嘩を回避することができるかもれないと考えると、

なかなかいいアイディアだと思います。

 

人間、自分の状態を客観的にみることができれば、むやみに怒ったり、

相手が傷つくようなことをしたり言ったりすることが減るような気がします。

いわゆるDV、モラハラ、パワハラの常習犯の人たちは、

自らの心や体の状態について、客観的にみることをしない人たちではないかと思います。

身も蓋もない言い方ですが、

DV病、モラハラ病、パワハラ病は、基本的には治癒しないと考えています。

もし、それらが治癒する可能性があるならば、

自分自身に起きている心身の症状を客観的に見つめ、分析する努力が不可欠なのです。

平成30年1月12日(金)新年のご挨拶

皆様、新年明けましておめでとうございます。

本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

この冬は、いつになく寒い日々が続いていて、体がキツイです。

一日も早く暖かい春がやって来ることを願うばかりです。

平成29年12月11日(月)白鳥の渡来

今朝、洗濯物を外に干そうとベランダに出たところ、

どこからか話し声が聴こえてきたので周りを見渡してみると、

なんと、まさに今、

上空を7羽ほどの白鳥が、何やらおしゃべりをしながら通り過ぎるところでした。

上品で穏やかな声で耳に心地よく、たちまち晴れやかな気持ちになりました。

昨年も運よく白鳥の渡来に遭遇していたので、

二年連続、いいものを見せていただき、何かいいことがありそうな予感がしております。

 

それから昨夜の夢には大蛇が出て参りました。

昔から、なぜか年末年始の頃に、夢に蛇が出てくることがよくあります。

ちなみに蛇に対して全く恐怖感は感じませんで、

きっと、私の守護霊のうちのひとつが蛇様なのではないかと自分なりに解釈しております。

 

ところで、確か去年の今頃も書いたような気がしますが、

新しい年を迎えるにあたって、私にはどうしてもやらなければならないことがあります。

まず、歯医者さんへ行って歯のお掃除をしてもらうこと。

次に、散髪をすること。

それから、いつもより念入りに洗車をしてもらうこと。

今のところ、歯のお掃除と散髪は済みました。

残る洗車はいつやろうかと頭を悩ませています。

 

そんなこんなで、

皆様、今年も色々とお世話になりました。

お陰様で、何とか今年も屋根のあるところで正月を迎えることができそうです。

今年は、鳥のように大きく羽ばたきましたが、

来年は、地にしっかりと足をつけて歩いて参りたいと思っています。

これからも、何卒よろしくお願い申し上げます。

平成29年9月29日(金)モズと金木犀の季節

ご無沙汰しています。

今日、朝、玄関を出たら、空気がひんやりしていて気持ちがよかったです。

少し前からモズの高鳴きも始まり、通りは金木犀の香りに包まれていて、

もうすっかり秋の装いです。

 

来週から10月に入り、今年も早いもので残り三か月ほどとなりました。

10月といえば、日本では結婚式シーズンでもあるそうです。

暑くも寒くもなく、今日のように晴れて気持ちがいい日が多いからなのかもしれません。

 

結婚とは、育ってきた環境がまったく違う者同士が、突然ひとつ屋根の下で暮らすようになることでもあります。

冷静に考えると、それはとても驚くべきことですよね。

お互い、長年の生活習慣や、自分なりの常識というものに基づいて日常生活を送ってきたわけですが、そこにまったく違った価値観を持った別の人間が入って来るということだけを考えても、異常事態と言えるでしょう。

 

なので、結婚して一緒に暮らし始めた当初というのは、当然ケンカが増えると考えられます。自分では当たり前と思っていたことが、相手にとっては当たり前ではなく、反対に一緒に住んでみて初めて分かった相手のちょっと変わった習慣など、毎日がカルチャーショックの連続です。

 

そんな状況だから、なんとなく落ち着かないし、しっくりこない。生活のテンポが合わない。こんな当たり前のこと、いちいち言わなくても分かるでしょうにとイライラする。

それでついつい文句を言ってしまう、うまく伝わらないのでふてくされる。そんな自分に嫌気がさして自己嫌悪に陥る。まさに負のスパイラル状態です。

 

でも、これは、誰もが通る道であり、必要なことではないかと思うのです。

お互い“違って当たり前”なのだと言うことを身をもって知る、そうすることで、この先二人が仲良くやっていくためにはどうしたらいいのかを考えるようになる。

 

衝突を避けるために、言いたいことを我慢してしまったり、不本意ながら相手に合わせてしまったりということを続けていると、いつか息が詰まってしまいます。

それに、言わないということは、“ない”ことと同じ。何も意見を言わない、反論しないということは、何も不満がないんだな、と相手に思われてしまっても仕方ありません。

言わなくても分かって欲しい、なんて自分勝手にもほどがあります。

 

いいんです。最初のうちは。

たくさんぶつかりあって、自分をさらけ出して、自分はこういう人間なんだということを分かってもらう必要があります。そして、お互い、相手のことを理解しようと努力しなければならないのです。

 

河原の小石だって、最初からまあるく滑らかな形をしているわけではありません。小石同士ぶつかり合い、流れにもまれる中で、角が取れてまあるくなっていくのです。

 

ケンカすることを恐れないことです。

そのケンカが、お互い相手を尊重する方法を模索するためのものであるならば。

結婚は、お互いが幸せになるためのものであってほしい。

これからご結婚される方、もちろん再婚の方も、

検討をお祈りいたします。

平成29年6月13日(火)家庭という密室

こんにちは。

随分と久しぶりの更新になってしまいました。

5月の一時の暑さは何処へやら、

いつになく涼しい6月となっております。

 

先日の、福岡県小郡市の母子殺人事件の展開には驚かされました。

当初から、ご主人は絶対に疑われるだろうな、とは思っていたものの、

こんなに早く容疑者として逮捕されようとは。

そして、そのご主人が警察官だったとは・・・。

 

ご近所の方や知人の話では、

「仲の良い理想的な家族のように見えた。」

という意見が多いようでしたが、

実は、あまり夫婦仲がよくなかったらしい、という話も聞こえてきているようで・・・。

 

それはさておき、実際のところは本人に聞いてみないと何とも言いようがありません。

残念ながら、奥様にはもう話を聞くことはできないわけですが・・・。

夫婦なのだから、基本的には仲が良いのは当たり前だろうし、

逆に喧嘩をするのも当たり前。

 

いずれにしても、もし、本当に妻と子供二人を手に掛けたのだとしたら、

外部からは窺い知れない、とてつもなく深い闇が家庭内に充満していたに違いない。

その闇は、

最初は、ほんの些細な出来事がきっかけで生まれたものだったのかもしれないけれど、

いつの間にか制御不能になるまで大きく成長し、家族3人を飲み込んだのです。

 

親も友人も、職場の同僚にもご近所さんにも気付かれることなく、

家庭という密室の中で、危険信号がけたたましく鳴り響いていたのでしょうか。

しかし、一歩家の外に出れば、そんな様子は微塵も感じさせず、

周りからは、ごく普通の幸せそうな家族にしか見えない・・・。

 

これは、私の持論ですが、

あまりにも絵に描いたような模範的なご家庭というのは、

実は、とんでもない問題を抱えていることが多いのではないかと思うのです。

小郡市の事件が、模範的な家庭で起きたものかどうかは分かりませんが、

不自然なまでに理想的な家庭(夫婦)の外観を呈していたり、

やたらと家庭円満を強調したり、幸せアピールを怠らない妻(夫)というのは、

それとは裏腹の事情を抱えている可能性があります。

 

きっと、そういう状況に陥りやすいのは、他人に自分の粗を見せたくない、

プライドの高い人たちが多いと想像できるので、

周りの人が気付いてあげるのは、難しいのかもしれません。

 

しかしながら、家庭という密室の中で、人知れず苦しんでいるのなら、

勇気を振り絞って、外に向かってSOSを出して欲しいと思うし、

身近にいる人も、外面だけに囚われず、

異変を察知する嗅覚を働かせる必要があるのかもしれません。

平成29年3月29日(水)がんばれ、稀勢の里!

こんにちは。

最近はまっている食べ物、それはナッツ類です。

ピーナッツ、アーモンド、クルミ、カシューナッツ・・・・

この中ではピーナッツが一番好きです。

若い頃は、ナッツ類を食べると吹き出物が出そうなイメージがあったので、

なるべく控えるようにしていたのですが、

この歳になって、実は吹き出物とは関係ないんじゃないかと思うようになり、

特に最近は体が欲しているのか、毎日のように何かしらナッツ類を食べています。

後を引くんですよね、これが。おいしいです!

 

さて、先日の稀勢の里の逆転優勝劇には大いに感動し、そして勇気づけられました。

「私も明日からまたがんばろう!」

という気持ちにさせてくれました。

赤の他人に、そんな風に思わせることができるなんて、本当に偉大なことだと思います。

普段は感情を表に出さない(職業柄当然と言えば当然)横綱ですが、

優勝が決まってホッとしたのか、感情を抑えきれずに男泣きでした。

「男のくせに泣くのはけしからん!」

という意見もあるかもしれませんが、

横綱の涙もろさに“人間味”を感じ、また応援したくなる気持ちもよく分かります。

横綱の人気の秘密は、このような“気は優しくて力持ち”的なところにあるのかもしれません。

 

ところで、これは大きなお世話ですが、

横綱がこれからおかみさん候補を探すに当たって、

くれぐれも、相手を間違わないようにしてもらいたいものだと心から思います(笑)。

おそらく横綱の気の優しさに付け入ろうとする連中も出てくるでしょうから、

どうか惑わされたりしませんように。

何も横綱に限ったことではなく、どんな人を伴侶にするかによって

その後の人生が大きく左右されることは言うまでもありません。

もし、相手を間違ってしまっても、またやり直せばいいだけのことなのですが、

横綱は、相撲以外で余計な気苦労をしている暇はないでしょうから、

是非とも、いい方と巡りあって幸せになってほしいと願うお節介オバサンなのでした。

平成29年2月22日(水)からあげにレモン

こんにちは。

ニャンニャンニャンということで、今日は猫の日だそうです。

私は、自他共に認める猫好きです。

しかし、諸事情のため、猫を飼うことができず、毎日悔しい思いをしています。

なので、仕事でお客様のご自宅にお邪魔した際、

猫を飼っていらっしゃると、俄然テンションがアップします(笑)。

 

さて、毎週火曜夜10時から「カルテット」というドラマが放送されています。

昨夜の放送回は、大変見応えがありました!

ご覧になった方はお分かりですよね?

夫婦の心のすれ違い、恋人から夫婦、家族になっていく過程で、

変わっていくもの、変わらないもの。

自分でも気づかないうちに、少しずつ、しかし確実に深くなる二人の間の溝。

すごく共感できる部分が多くて、松たか子さんと宮藤官九郎さんの演技も絶妙で、

すごく引き込まれてしまいました。

一番、印象に残っている場面は、

からあげにレモンをかけたくない夫と、レモンをかけるかどうか夫に聞くことなく、

勝手にからあげにレモンをかけてしまう妻、という一幕。

妻としては、よかれと思ってやっている。

しかし夫にしてみれば、ありがた迷惑。

「ひと言、聞いてくれてもいいのに・・・・」と気分が悪くなる。

でも、ぐっとこらえ、「うまい!」と微笑む。

どうして、夫は言わないのだろう・・・。

「ちょっと!勝手にレモンかけないでよ~。オレ、レモン苦手なんだよ~」

そして、なぜ、妻は最初に聞かなかったのだろう・・・。

「レモンかけちゃってもいい?」

と。

言わなかったのは、“やさしい”からなのだろうか。

それを、“やさしさ”と呼んでいいのだろうか。

レモンをかけた方が美味しいから、レモンをかけてあげる。

レモン嫌いって言ったら悲しむから、無理して笑う。

お互い、相手のことを思いやっての行動のように思えるのだけれど、

結果として、お互いの距離は離れていく。

 

ちなみに私は、レモンをかけてもいいかどうか承諾を得てからかけますが(笑)、

以前の結婚生活の中で、これと同じようなことが起こっていたのかもしれないな、

としみじみ感じたのです。

自分がいいと思っていることが、相手もいいと思うかどうかは分からないし、

“結婚したらこうなるもんだ”とか、

“夫婦ってこんなもんだ”という価値観は、

二人に共通のものであるとも限らない。

いや、むしろ違うことの方が多いし、違っていて当たり前なのだと思う。

でも、それが分かっていても、無意識に相手を傷つけてしまうこともある。

私は、よかれと思って、毎朝早起きして夫のお弁当を作っていたが、

「実は迷惑だった。昼飯ぐらい外で好きなものを食べたかった。」

と、離婚する時に言われた。

私としては、完全に“よかれと思って”やっていたことだった。

家を建てるために節約しようと二人で話もしていたし、

喜んでお弁当を持っていっているように“見えた”から。

ショックを受けつつ、それならその時に言ってくれればよかったのにと思ったが、

今考えれば、本当にお弁当が必要だったのか聞いてみるべきだったのかもしれない。

要するに、どっちもどっちだ。

こんなことを繰り返しながら、最終的には離婚という結果になったのだなと思う。

ドラマでの夫婦の結末はまだ分かりませんが、

なかなか深い、考えさせられる内容でありました。

平成29年2月8日(水)過去と向き合う

こんにちは。

この冬は例年にも増して寒さが厳しいような気がします。

「寒い、寒い」が口癖のようになってしまっている今日この頃です。

 

先日、

ふと、自分自身の離婚体験を記録としてまとめてみようと思い立ち、

記憶を遡って、あるいは当時の日記などを読み返して、

時系列に文章に起こしていくという作業を始めました。

離婚してからもう10年近く経ちますから、

もう当時の細かい出来事までは思い出せないかもしれないな、と思っていたのですが、

ひとつひとつ順番に記憶をたどっていくと、

自分でも驚くほど、さまざまなことが鮮明に思い起こされてきたのです。

事実として当時起こった出来事はもちろん、その時の自分の感情までも、

生々しく蘇ってきました。

 

しかし、4000字ほど文章にしたところで、はたと手が止まり、

軽い胸やけのような感覚を覚えつつ、なんとも言えない気持ちになって、

そこから先に書き進むことができなくなってしまいました。

当時のことを、なるべく詳しく正確に思い出そうとすると、

当然、思い出したくないようなことまで思い出さなければならないわけで・・・。

自分では、もう十分立ち直った、乗り越えたと思っていたのに、

案外、まだ引きずっているのかもしれないということに気付いたのでした。

 

いや、“引きずっている”という言葉は適当ではないかもしれません。

一応、自分なりに当時のことはきちんと整理整頓して、片付いているのですから。

ただ、それはあくまで、きちんと整理したものを、

頭の引き出しの奥の方にしまってあるということであって、

すっかり消え去ってしまったわけではありません。

事実として起こったことは消えることはなく、体内に保管されている。

普段は思い出したくないから、あたかも忘れたかのように感じているが、

思い出そうとすれば、いつでもあの時の自分にタイムスリップできる。

そして、タイムスリップすると、

自分の感情までもが、当時と同じ状態に巻き戻っていってしまうから、

思い出そうとすればするほどつらくなる。

そして、文章を書き進めることができなくなる・・・。

おそらく、そういうことなんだろうと推測しています。

 

そうは言っても、このつらい作業をやり遂げることの意味がきっとあるはずなので、

焦らず、休み休み続けていこうと思っています。

今、まさにつらい状態にあり、苦しんでいる方々に言いたいのは、

我慢をしないこと。

我慢して、自分の感情を無理に抑え込まないこと。

つらいという気持ち、苦しいという状態を、

まずはいったん、まるごと受け止めて、吐き出すこと。

そこからがスタートです。

誰にも話せずに一人で悩み続けると、後々、傷が深くなってしまうように思います。

こんな私でも、少しでもお役にたてれば幸いです。

平成29年1月6日(金)新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

今年も、初心を忘れずに、少しでも皆さんのお役に立てるよう

真摯に取り組んで参りたいと思っております。

今まで後回しにしてきた問題を、今年こそは解決したい!と願っているみなさん、

お電話お待ちしております。

平成28年12月15日(木)痛み

こんにちは。

気付けばもう12月も半ばとなりました。

 

ここ最近、いろんなところが痛くなって困っています。

先月は、歯?というか歯茎の辺りがズキズキと痛み、

しばらく大好きなお煎餅が食べられない事態に陥りました。

 

すぐ歯医者さんに行きましたが、レントゲンを撮っても特に異常なし。

幸い、一週間ほどで痛みは引いたので、

これでもかというくらい、硬いお煎餅をボリボリと食べまくりました。

 

ところが、つい数日前から、腰の辺りに鈍い痛みを感じるようになり、

深く息を吸うとズキン!と激痛が走るようになってしまいました。

歩くにも、痛さのあまりヨチヨチとおかしな格好になってしまいます。

 

おそらく、また一週間もすれば痛みは和らぐだろうと思いますが、

万が一、内臓の病気だったらどうしよう・・・と若干心配もあります。

若い頃、スポーツでよく腰を痛めていたので、

この寒さで古傷が痛み出した可能性もあります。

 

いずれにしても、どこか痛いということは、大変なストレスになります。

腹いせに、甘いものをやたらと食べたくなったりします。

無性にネコを抱っこしたくなります。

 

そういえば、歯や腰だけでなく、心が痛む出来事もちょこちょこありました。

“裏切られる”と言っては大げさかもしれませんが、

「いついつ電話しますね」と言いながら、とうとう電話がなかったり・・・

「いついつ来ますね」と言いながら、待てど暮らせど来なかったり・・・

「連絡して下さい」というので、電話をかけたら着信拒否にされていたり・・・

 

ちょっとしたことなのかもしれないですけど、地味にショックです。

今年はこのような出来事が複数件ありました。

社交辞令で「また電話するね!」なんてことを言ったりすることもありますが、

結構具体的な(仕事の)話を進めている段階だったので、

その都度、軽く人間不信になったものです。

 

人の言うことを信用できないということは悲しいことですが、

このようなことを繰り返していると、

何を言われても、「どうせ嘘なんでしょ!?」と疑うクセがついてしまいます。

 

それはつまり、とりもなおさず、

その場しのぎで適当なことばかり言っていると、

誰からも信用されなくなってしまうということです。

 

たとえば、電話をする予定だったが、事情が変わったのでする必要がなくなったのなら、とりあえず電話してそのように伝えればいいわけだし、

来るつもりだったが、やはりキャンセルしたいのであれば、きちんと連絡すべきです。

 

明らかにこちらが何かやらかして、相手を怒らせてしまったということでもない限り、自分の言葉には責任をもって、最後まで対処することが常識なのではないかと思います。

「電話するって言ったけど、する必要がなくなった。このまま知らんぷりしていれば相手も察してくれるだろう。というか、いちいち覚えてもないだろう。」

おそらく、こんなことを考えているのかもしれないと想像しますが・・・。

 

私が神経質過ぎるのでしょうか・・・

でも、そういう人間にはならないように気を付けたいと思っています。

平成28年10月18日(火)花鳥風月

皆さんこんにちは。

今日は初夏のような暖かさで、とても気持ちがいいです。

季節はもうすっかり秋のはずなのに。

 

その証拠に、突然、モズが警報機のように叫び上がったかと思えば、

「ツーツートン」と、シジュウカラのモールス信号が聴こえてきたりして、

まったく“飽き”の来ない“秋”の空模様となっています。

 

さて、秋と言えば紅葉が美しい季節ですが、

私もこの歳になって、ようやく「紅葉がきれいだな」と思えるようになりました。

今までは、あまり興味がなかったのです。

なので、わざわざ紅葉狩りに行くなんてことは思いつかなかったし、

「これから寒くなるばかりで嫌だな」ぐらいにしか感じていませんでした。

 

ところが、人生半ばを過ぎてきた辺りから、

急に、紅葉が美しいということに気が付き始め、

「紅葉を愛でながら露天風呂に浸かったら、最高に気持ちいいだろうな!」

と、夢が広がっている今日この頃です。

 

こういう季節の移り変わりや、草花の美しさ、小鳥の可愛らしさなんかを、

ごく自然に共有できる人が側にいるということは、

とても素晴らしいことだと思いませんか?

 

あなたの隣にいる人が、あなたを傷つけるだけの存在であるならば、

どうしていつまでもその場所に居続けるのですか?

その夫(妻)は、必ずしもあなたの夫(妻)である必要はありません。

あなたの夫(妻)は、“その人”でなくてもよいということです。

 

どうしてそんな簡単なことに気付かなかったのだろう。

10年前の自分に言って聞かせてあげたいですが(笑)。

 

あなたがその人の妻(夫)でなくなったからといって、

あなたがあなたでなくなるわけではないし、

単に、間違った相手を選んでしまっただけのこと。

自分の間違いを素直に認めて、間違いを正すだけのこと。

 

あなたの隣にいる人は、花鳥風月を共有できる人ですか?

平成28年9月15日(木)トゲ

こんにちは。

今日は十五夜です。

天気予報では晴れのはずでしたが、空はどんよりとした雲に覆われています。

朝方にはパラパラと雨も降ったようです。

カエルが“ギャッギャッギャッギャッ”と嬉しそうに鳴いています。

 

さて、少し前のことになるのですが、

今年のGWに、近県のとある観光地へ遊びに出掛けたときのことです。

帰り際に立ち寄った喫茶店で、指先にトゲが刺さってしまいました。

手作りっぽい木のテーブルの側面に、表面がささくれ立っている所があり、

気付かずうっかり触ってしまったのです。

その瞬間、鋭い痛みとともに血が滲み出て、

見ると、細長い木の欠片がうまいこと皮膚の中に埋め込まれてしまっていました。

「痛い、痛い」

と騒ぎながら、懸命にそのトゲを排出させようと奮闘しましたが、

思いのほか深く入り込んでしまっていて、すぐに取り出すことはできませんでした。

利き手の中指のしかも指先という、神経が集中しているところをやられてしまったので

ほんの小さいトゲであるにも関わらず、ズキズキとした激しい痛みが襲ってきて、

すっかり観光する元気もなくなってしまいました。

いつもは、トゲくらいピンセットや針で自分で取ってしまうのですが、

その時はかなり深く入り込んでしまっていたので、

自力では太刀打ちできませんでした。

トゲが刺さった箇所の皮膚がこのまま閉じてしまったら、

一生トゲが刺さったままになってしまうのではないか!?

焦った私は、一刻も早くトゲを取り出さなければという気持ちに駆られるのですが、

あいにく祝日で病院は開いておらず、

藁にもすがる思いで、たまたま営業していた小さな薬局へ助けを求めたのです。

 

「実はさきほど、トゲが刺さってしまって(泣)」

「それは大変でしたね!血は出ましたか?」

「結構出ました」

「トゲの頭が出ていれば、ピンセットで取ってしまいましょう」

ちょっと個性的な髪形をした、黒縁メガネ(確か)の若い店主が出てきて、

やれピンセットだ、消毒だ、と色々持ってきてくれたので、

“これはもしかしたらあっさり取れちゃったりするのかも!?”

と、淡い期待を抱きかけた私だったのですが、

世の中そんなに甘くはなく、トゲの頭は表面に出ていないどころか、

皮膚のだいぶ下に潜り込んだまま、頑として動こうとはしませんでした。

「ダメですか・・・・でもトゲは自然と外に出てきますから大丈夫ですよ!」

「そ、そうですか・・・・?」

「はい。まぁ、2、3日もすれば出てきますよ」

(2、3日も・・・・!?)

とりあえず、ばい菌が入っていたら困るので、抗菌剤のようなお薬を塗ってもらい、

様子を見ることにしました。

薬剤師さんなので、処置をしてもらうことはありませんでしたが、

なんだかんだピンセットやら塗り薬やら、色々親切にしていただいたので、

「お代はいくらですか?」

と尋ねると、

「いいえ、結構です。お大事にして下さい。」

ということでしたので、恐縮しながらお店を後にしました。

 

その日の夜、頭を洗う際など、気を付けていても患部が触れて激痛に襲われ、

次の日は痛みでパソコンのキーボードを叩くこともできず、

頭の中はトゲのことでいっぱいで、とても仕事どころではありませんでした。

そして、トゲが刺さった翌日の夜、

意を決して、自分で指先の皮を剥き、トゲを取り出す作戦に出ました。

傷を最小限に抑えつつも、確実にトゲを撃退しなければなりません。

マキロン片手に、慎重に慎重に進めていき、

そして、その瞬間は突然やってきたのです。

ピンセットを使って、スルッときれいにトゲを取り出すことに成功しました!

「ついにやった!」

トゲが抜けた瞬間、あれほど辛かった痛みや不快感は嘘のように消え、

まるで、悪い背後霊から解放されたかのような、爽快な気持ちになりました。

あらためてまじまじとそのトゲを見てみると、

本当に小さくて(長さ3ミリくらい)、

これがこの大きな人間ひとりをこれだけ苦しめていたのか・・・・

と、ある種の感動すら覚えるほどでした。

まあおそらく、こうして無理矢理トゲを引っこ抜かなくても、

薬剤師さんが言うとおり、3日も経てば自然と出てきたのかもしれません。

でも私は待てなかった(笑)。

 

心にほんの小さなトゲが刺さったまま、

その痛みに気付かぬようごまかしながら生きていると、

段々、その痛みの存在さえ意識しなくなっていくのかもしれません。

でも、トゲは確実に刺さったままなのであって・・・・。

心に刺さったトゲは、指に刺さったトゲのように、

2、3日経てば勝手に出て来るものばかりとは限りません。

自分が今苦しいと感じていること、胸につかえていること、

そのトゲの正体を知ることを恐れずに、正面から向き合って、

そしていつかはそのトゲを抜いて本来の自分を取り戻してほしい。

これは、トゲに苦しむ多くのみなさんと、そして私自信に対する願いです。

 

追伸:あの時の薬剤師のお兄さん、落ち込んでいる時に親切にしていただき、

   本当に元気が出ました。ありがとうございました!

平成28年8月10日(水)肩書と結婚するひとたち

暑中お見舞い申し上げます。

やっと夏らしい本格的な暑さが到来しましたね。

個人的には、“夏”というこの生命力みなぎる季節が大好きです。

そう言いつつ、熱中症で倒れるなんてことがないように、

毎日の食事と睡眠には特に気を配っています。

睡眠に関して言うと、

今までは、寝苦しい夜でもクーラーは二時間くらいのタイマーに設定して、

朝までつけっ放しにすることはありませんでしたが、

結局、夜中に暑くて目が覚めてしまい、

熟睡することができずに体力を消耗していました。 

そこで今年の夏からは、

クーラーは28℃でほぼ朝までつけっ放し、

加えて、枕元に扇風機を置き、微風で付けておくようにしました。

おかげさまで朝までぐっすり眠ることができ、夏バテ防止に役立っていると思います。

 

さて、雑談はこれくらいにして本題に入りたいと思いますが、 

タイトルにもあるように、

今日は「肩書」と「結婚」について考えてみたいと思います。

先日、ある友人と、三年ぶりに会って食事をする機会がありました。

お互い、共通の知り合いが何名かおり、彼らの近況などの話になったわけですが、

その中で、友人から、

「そういえば、○○さん結婚するんだって。」

という話が出たのです。

なんでも、お相手は、資産家で大地主のお家柄のお嬢様とかで、

お相手の姉妹もみな、超エリートのご主人がいらっしゃるとのこと。

ちなみに本人のきょうだいもみな、一流企業にお勤めの御曹司と結婚しています。

「なるほど。○○さんらしいね。」

と、妙に納得してしまったのですが、結婚する当人同士だけでなく、

その親同士も、見事なまでに価値観が一致したということなのでしょう。

つまり、結婚する相手(又は息子や娘の結婚相手)に求めるものは、

“家柄”や“社会的地位”、そして“お金(資産)”であって、

それらの条件が満たされない相手は、そもそも結婚相手として話にならない、

ということ。

 

すなわち、“肩書主義”とも言うべき価値観です。

そのような結婚の形態って、

今の時代、もう廃れてきているのではないかと思っていたのですが、とんでもない!

どうぞお幸せに・・・・。

 

ところで、“肩書主義”の信者たちに共通して言えることは、

“自分より下だと思われる人を見つけては見下す”

という悪趣味を持っているということです。

そうすることでしか、自分というちっぽけな人間を保つことできないからです。

お家柄という鎧を身に着け、社会的地位という刀を振りかざし、

そして金の力を自分の力だと勘違いして満足している。

そういう人たちなのです。

彼らにとって大事なのは、中身ではなく、外側を完璧に取り繕うことであって、

他人から、世間から、いわゆる“成功者”としての評価を受けることこそ、

人生における最重要課題であると考えている、器の小さい人たちなのです。

“世間体主義”とも言えるかもしれません。

例えるなら、それはまるで、あんこの入ってない最中のようなもの。

ちなみに私は、薄皮饅頭のような結婚が理想的だと考えています(!?)。

ちょっと筆が走り過ぎましたね。

私の溢れんばかりの感情が出てしまったせいですが、でも別に構いません。

これから、彼らがいかに幸せな結婚生活を送っていくのか、

楽しみに見ていこうと思っています。

(私も相当な悪趣味ですね。)

 

長々と書いてきましたが、みなさんだったらどうですか?

仮に、自分が名家の令嬢だったと仮定して・・・・

求婚してきた相手が、自分の家柄や親の社会的地位、豊富な資産に魅力を感じ、

自分と結婚したいのだということを知ったとしたら・・・。

残念ながら、私はそのような令嬢ではないので、

想像することすらできませんが。

「それでもいい。」

と思うものなのでしょうか?

「そのような恵まれた環境も含めて、私の魅力なのだから。」

と考えるのでしょうか?

肩書や世間体ではなく、

私という人間そのものに魅力を感じ、

生涯を共にしたいと決断してくれたのではなくても、

それでもいいのでしょうか?

分かりません・・・。

 

私は、物質的な豊かさではなく、精神的な豊かさが何より大切だと思っています。

大して好きでもない相手と、

毎日食べきれないほどの高級なディナーを召し上がるよりも、

心から信頼し合える伴侶と、一匹のサンマを分け合って食べる生活の方が、

どれだけ幸せかと本気で思っています。

あ、負け犬がキャンキャン騒いでいると思われてしまいましたね。

否定はしません(笑)。

負け犬でも、案外幸せだったりするものです。

平成28年6月2日(木)スズメのつがい

こんにちは。

今日は快晴で、気持ちの良い風が吹いています。

 

さて、先月の末ぐらいから、

自宅のベランダの室外機(現在は使用していない古いもの)の上に、

スズメのつがいが巣を作り始めています。 

上から吊るタイプの室外機なので、天井との間にちょうど良い隙間があり、

どうやらそこが気に入ったようなのです。

実は今までも、やけにその周りに鳥のフンが落ちているなぁとは思っていたのですが、

細かいワラのようなものや、草を運び込んで巣作りをしているのを見るのは初めてでした。

 

少し前までは、二羽が休む間も惜しんでせっせと巣作りに励んでいましたが、 

今は作業が終了したのか、巣作りをやめてしまったのか、

色々と運び込んでくることはなくなりました。

朝、私が起きる頃には、既にベランダにはスズメの姿はないのですが、

毎日、夜の7時前くらいになると、きちんと室外機の上に帰ってきて、

二羽が身を寄せ合ってお行儀よく寝ている姿を見ることができ、

「よしよし、ちゃんと帰ってきてるね。」

と、ほっこりした気持ちにさせてもらっている今日この頃です。

 

こうして見ると、 

スズメはスズメなりに、日常という日々を過ごしているわけですが、

意外にもその生活ぶりは規則正しくまっとうであり、

夫婦仲もよく、支え合って暮らしていることがよく分かります。

当たり前の毎日を、当たり前のように粛々と渡り歩き、

そうは言っても、人間と比べれば身の回りに危険がたくさんあり、

いつ命を落とすか分からないような日々の中で、

小さい体で健気に生きている姿を目の当たりにすると、

私たち人間も、そこから学ぶべきことがあるのではないか、

という気持ちにさせられます。

 

今は、このつがいが卵を産み、無事にヒナが誕生してくれることを

楽しみにしています。

平成28年4月26日(火)春から夏へ

こんにちは。

今日は暑いくらいの陽気になっていて、

今年初めて事務所の扇風機を回しました。

なにせプレハブなので、夏は暑く、冬は寒いのが難点です。

 

さて、毎年このくらいの時期になると、近所の空き地にさまざまな鳥がやってきます。

たまたま自宅の前も、事務所の前も、広い空き地になっているので、

疲れた時には、窓から鳥の観察をして、楽しませてもらっています。

今も、大きくて立派なキジの雄が、ビロードのような緑色の胸を張って叫んでいます。

 

去る4月14日を発端とする熊本地震に関しては、大変ショックを受けました。

去年の秋に、旅行で訪れたばかりということもあり、

思い出の場所が、変わり果てた姿になってしまったのを見て、

にわかには信じられない思いでした。

被災された方々が、早く日常をとり戻すことができるよう願うばかりです。

 

熊本、大好きです!!

平成28年3月11日(金)5年前も寒い日でした

こんにちは。

東日本大震災発生の日から今日で5年ということで、

テレビの報道番組などでは、さまざまな特集が組まれていますね。

 

今日は、数日前からの寒の戻りの影響で、時折小雪がちらつく寒さとなっています。

5年前の今日、まるで昨日のことのように思い起こされますが、

やはり、寒い日であったと記憶しています。

それというのも、地震発生時から電気がストップしてしまったので、

暖をとる術がなく、ひたすら毛布にくるまってしのいでいたせいかもしれません。

 

私の住んでいる茨城県は、けっして被害の程度が軽かったわけではありませんが、

東北の津波による被害や、福島県の原発の影響を考えると、

想像を絶する被害の大きさに言葉を失うばかりです。

 

当たり前のようにあるものが、一瞬にして当たり前でなくなるという経験は、

震災発生から5年が経った今でも、私の脳裏に色濃く焼き付いています。

電気、ガス、水といったライフラインがストップし、

流通が麻痺することにより、ガソリンや食料が入って来なくなる。

自宅が壊れてしまう。津波に流されてしまう。

仕事を失ってしまう。

家族や友人を失ってしまう。

 

あの大地震は、一瞬にして私たちから色々なものを奪い去りました。

時間と共に復旧できるものはあっても、

もう二度と取り戻すことができないものもあります。

 

その記憶を胸に刻み、

自分にとって、かけがえのないものとは一体何なのか。

そして、そういうもの、あるいは人に対して、

つい、あって当たり前という態度で接してしまってはいないかということを、

今一度考えるきっかけに、今日という日がなってくれることを願ってやみません。

平成28年2月3日(水)待ち遠しい春

今日は節分。

そして、明日は立春です。

とにかく寒いのが苦手なので、

たとえ暦の上だけであっても、「春」が来たことにホッと胸をなでおろしています。

 

さて、年明け間もない頃から、

ワイドショーでは、タレントさんの不倫報道が大々的に取り上げられていますね。

最初に週刊誌に出たときから一か月近く経ちますが、

いまだに騒動は収まらず、

それどころかますますバッシングの声は大きくなるばかりです。

 

不倫がいいか悪いかの議論は別にして、

メディアというのは、それが特に「世論」を味方につけた時はなおさら、

一人の人間を、生かすことも殺すこともできる、

恐ろしい力をもった怪物たり得るということを思い知らされます。

 

でもなぜ、ここまで「世論」が過熱したのか?

ここでいう「世論」というのは、一体どのような層の人たちなのか?

そもそも、「世論」なんて存在しているのか?

メディアによって作り上げられた都合のよい虚像ではないのか?

 

もちろん、不倫というのは、“公序良俗に反して”いると理解していますが、

今般の騒動に関しては、

何かとてつもない“悪意”や“憎悪”のようなものを背景に感じずにはいられません。

その正体が、メディアが味方につけた「「世論」だとするならば、

それは、世の中の「妻」たちの積年の呪いなのかもしれません。

いかに、夫の不倫に苦しんでいる「妻」たちが大勢いるかという・・・。

平成27年12月21日(月)年の瀬の恒例行事

こんにちは。

この冬は本当に暖かいですね。

暖かいと体がラクなので助かるのですが、

このままどんどん気温が上昇していったら、夏はどうなるんだ!?

と、考えると恐ろしい気もします。

 

さて、毎年12月の半ばくらいになってくると、

恒例行事のように、あることをするのが習慣になっています。

それは、新年を迎えるにあたって、サッパリと髪を切り整えること、

それから、車をいつもより念入りにきれいにしてもらうことです。

今年からは、さらに歯のお掃除をしてもらうことが加わりました。

 

人はなぜか、新年を迎えるまでの間に、

身の回りのものを“きれいに”したがる傾向があるようです。

“大掃除”というのは、そのことを象徴する儀式と言えるでしょう。

目に見えるものをきれいにするのは、多少面倒だったりするにしても、

やればやっただけの効果が実感でき、達成感を得ることもできます。

 

ところで、身の回りのものを“きれいに”したいという衝動は、

目に見えないことについても同様に働くように思います。

なかなか話し合いが進展しない、複雑な離婚問題を抱える方々が、

「年内に離婚を成立させて、新しい気持ちで新年を迎えたい!」

そう願うのは、ごく自然なことだと言えます。

実際に、晴れてその願いが叶い、

「新年からは、キッパリと気持ちを切り替えて頑張っていこう!」

と決意を新たにしている方もおられる一方、

分からずやの夫(妻)に手こずり、不本意ながら、大きなもやもやを抱えたまま

年を越すことになりそうな方も多くいらっしゃいます。

 

けれども、いつになったら解決するとも知れない離婚問題を抱え、

その爆弾を来年に持ち越すことは避けられないことが分かったとしても、

決して絶望的にならないでほしいと思うのです。

月並みですが、どんなに長い冬であっても、必ず春はやって来ます。

腐らずに、自分が今やるべきことをしっかりと積み上げていけば、

いつかは報われる時が来ます。

何をもって“報われる”とするかは難しいですが、

“報われると信じる”ことから全てはスタートするのです。

 

このブログで何度も同じことを書いてきましたが、

人生において起こることに何ひとつ無駄なことはありません。

全部意味があって起こっているのです。

たとえそれが、耐えられないほどつらい現実だとしても。

ユーミンの詩にありました。

♪人は耐えられない痛みを与えられはしない♪と。

平成27年11月22日(日)幸せをむ"カエル”!?

♪当事務所の相談コーナーの様子♪

こんにちは。

前回の更新からだいぶ時間が空いてしまい、

申し訳ありません。。。

今日は、当事務所でみなさんをお出迎えするマス

コットのご紹介をしたいと思います。

写真は、事務所の相談コーナーの一角です♪

そう、カエルたちです。

カエルが苦手な方がいらっしゃったらごめんなさい。

私自身はカエルが好きで、今コツコツを集めては事務所に飾っています。

カエルを購入するのは、主に旅先が多いです。

そうすると、そのカエルを見た時に、当時の旅の思い出がよみがえってきて、

気持ちが和むのでとてもいいのです。

カエルは縁起物とも言われますし、

うちのカエルたちは、みなさんが幸せを迎える(カエル)ことができるよう

いつも応援しています。

いろいろあって大変だと思いますが、今を乗り越え、幸せになるために一歩踏み出す

勇気のある方は、ぜひカエルたちに会いに来てください。

カエル一同、心よりお待ちしております。

平成27年9月3日(木)モラハラ夫予備軍の見分け方

こんにちは。

昨日から少し暑さがぶり返し、ムシムシとした陽気になっています。

早いもので、私が最初の離婚(一回しかしていませんが!?)をしたときから

7年以上が経ちました。

今では元夫に対しては何の感情もありません。

当時は散々もめて(以前のブログを見ていただければ分かるとおり)、

結局、調停までいって離婚が成立いたしました。

それから4~5年は傷が癒えず、いつも心のどこかに引っかかるものを感じていました

が、今ではまるでウソのように、しぶとかった傷もすっかり治りました。

 

本当はその後で良縁に恵まれていればよかったのですが、

離婚から5年ほど経ってやっと恋愛にも前向きになってきた頃、

凝りもせずまた騙されてしまい、

婚約までしたところで突然一方的に破棄されるという目に遭ってしまいました。

今は、結婚しなくて本当によかったと思っていますが・・・。

もし結婚していたら、間違いなく今頃バツ2になっていたはずです。

 

しかし、その時に受けた言葉の暴力はいまだに私を苦しめ続けていて、

時々、夢に出てきては私を侮辱したり、罵ったりするので、

いつになっても心の傷が癒えることがありません。

今思えば、彼は“モラハラ夫予備軍”だったのではないかと思うのです。

当時はまったく気が付きませんでしたが、

友達に、

「こんなことを言われたんだよ」

「こんな態度をされたんだよ」

と話しているうちに、

「あれ?これっていわゆるモラハラじゃないの!?」

と気が付いたのです。

 

もし、結婚してしまっていたら、日常的にひどいことを言われ続けて、

取り返しのつかないことになっていたかもしれません。

“もつべきものは友達”といいますが、

恋愛とか結婚とか、もちろん離婚もそうですが、

包み隠さず、ざっくばらんに、本音で真剣に相談できる人がいるのは

とても大事なことだと改めて思いました。

 

「個人的なことだから・・・」

とか

「夫婦の問題だから・・・」

と言って、一人で結論を出そうとするのは危険です。

それでもなかなか友達には話づらい・・・というのであれば、

第三者に客観的な意見を仰ぐことも必要だと思います。

友達や、専門的な第三者の意見を聞いて、もちろん必ずしもそれに従わなければならな

わけではありませんが、

一体自分にとって、誰が見方で誰が敵なのか、見極めることが大事なのです。

あなたにとって、一番の味方、理解者だと思っていた人が、

実は、一番あなたを苦しめている張本人かもしれないのだから。

平成27年8月12日(水)夏!夏!夏!

こんにちは。

今日あたりからお盆休みに入る方が多いのでしょうか。

既に帰省ラッシュも始まっているようです。

 

今年の夏は、とびきり暑いですね!

暑いと頭がぼんやりして仕事に身が入らず厄介ですが、

それでも、夏は生命力に溢れていて大好きです。

太陽がこれでもかと言わんばかりに照りつけ、

アブラゼミが力の限り大合唱。

これぞ夏!という感じですね。

 

いろいろあって、夏を満喫するどころじゃない・・・

という方もたくさんいらっしゃると思いますが、

来年の夏は、ぜひ一皮むけた新境地で迎えることができるように、

目の前のやるべきことから目を逸らさずに立ち向かってほしいと思います。

学生時の受験の年は、「夏が勝負!」などとよく言われたものでしたが、

受験に限らず、人生のさまざまな局面において、

夏は勝負の時期なのかもしれません。

平成27年7月6日(月)明日は七夕

 

梅雨らしい天気が続いています。

しかも今日はなんだか寒いくらいの気候です。

外でのお仕事の方は特に、冷えて風邪をひかないように

気を付けていただきたいものです。

 

明日の七夕も、お天気はビミョーのようですね・・・。

私の友人で、7月7日に婚姻届を提出して結婚記念日とした方がいます。

毎年、七夕の日は、

二人が出会えた幸せを再確認する日となっているのかもしれません。

 

そこでふと思ったのですが、

みなさん、織姫と彦星にあやかって七夕の日でもいいですし、

それぞれの結婚記念日でもいいですから、

一年に一回くらいは、ふと立ち止まって、

妻(夫)の存在の大きさや、有難さを噛みしめる日をつくってほしいのです。

結婚記念日には、花束をプレゼントしなくちゃいけないとか、

小洒落たレストランを予約しなくちゃいけないとか、そういうことではなくて、

もっと心の底から、根本的に夫婦というものを見つめ直してほしいのです。

そして、それが当たり前ではないということを再認識してほしいのです。

 

結婚できたのは当たり前。

子供が生まれたのも当たり前。

妻なんだから、夫なんだから、やってくれて当たり前。

平和な毎日が送れるのも当たり前。

幸せなのは当たり前。

 

いいえ。そうではありません。

失って初めて気づき、取り返しがつかなくなる前に、

今の自分の幸せが、何の上に成り立っているのか、

じっくり考える日をつくっていただきたい。

本当に、残念でなりません。

あまりにも簡単に、大切なものを手放してしまう人が多いことに・・・。

平成27年5月16日(土)人生再出発の可能性

ご無沙汰しています。

長いこと更新をさぼってしまいました。

GW前くらいから急に暖かくなって、季節外れの陽気が続いていましたが、

今日は昨晩ひと雨あったおかげで、だいぶ過ごしやすくなっています。

 

さて、

前にも書いたことがあると思いますが、

離婚関係のご相談で当事務所にいらっしゃる方の男女比は、ほぼ五分五分です。

その中には、既に離婚することが決まっていて、

離婚の条件や手続き面でのご相談に来られる方もいれば、

まだ離婚するかどうか迷っていて、

もし、この先離婚することになった場合には、

どういう法的知識が必要なのかといった、予備知識を得るために来られる方もいます。

 

それで、

前々から感じていたのですが、

ご相談に訪れる女性の方が、なぜかステキな方ばかりなのです。

お会いした瞬間、

「あら、きれいな方!」

と、心の中で叫んでしまうことがよくあります。

みなさん、それぞれに重苦しい問題を抱え、一様に表情は硬いことが多いのですが、

身なりも小奇麗にきちんとしているし、

髪もサラサラでメイクも上手に仕上がっています。

「どうしてこんなステキな奥様がいるのに、ご主人は浮気に走るのだろう?!」

そう思わずにはいられません。

 

「深刻な問題を抱えていると言いつつ、

それくらい身なりに気を回す余裕があるのだから、

それほど大した問題ではないのでは?」

と、おっしゃる方もいるかもしれません。

確かに、それもそういう考え方もあるのかもしれませんが、

私は、別の角度から次のように考えています。

 

辛いときこそ、悩みに押しつぶされて自暴自棄になりそうなときこそ、

何もやる気が起きない自分を奮い立たせ、

きちんとメイクをして髪も整えるようにする。

そして、少しきれい目な服を着て鏡の前に立ってみる。

そうすることが、とてもプラスに働くように思うのです。

 

そうそう、まさに竹内まりやさんの「元気を出して」の世界ですね。

離婚という人生の一大事に直面し、

これまでの人生を否定されたかのような、

今後の人生にとても希望なんで持てないような、

すっかり自信をなくし、

自分はもうダメかもしれないという気持ちであるにも関わらず、

女を捨てず、人間としての尊厳を失わず、

小奇麗にお洒落をし、髪もとかして、メイクアップも上手にできる。

そんな女性は、必ずや人生の再出発を成功させることができます。

多少無理してでも、そうするように心掛けていれば、

「私もまだまだ捨てたものじゃないな」

と、次第に自信を取り戻し、人生の再出発を切れるだけの元気が湧いてくるはずです。

 

浮気される

裏切られる

嘘をつかれる

罵倒される

離婚を言い渡される

それでどうなってしまうかというと、

「自信」をなくしてしまいます。

「元気」もなくなってしまいます。

だから、「自信」と「元気」を取り戻すことが、再出発には不可欠なのです。

元気があればなんでもできる?!(笑)

平成27年3月2日(月)読書のススメ

 

こんにちは。

“二月は逃げる”とはよく言ったもので、気づけばもう3月ですね。

今日は日差しが暖かく、車内にいると少し暑く感じるほどでした。

厳しい冬の寒さは徐々に和らぎ、もうすぐ必ずや暖かい春が訪れるのです。

 

こんな穏やかな日でも、極寒の北国を吹き荒れる吹雪に晒されている人たちがいます。

愛する人に裏切られ、傷つけられ、希望を抱いては失い、

その吹雪の中で必死になってもがき、答えを見出そうと一生懸命な人たちがいます。

私は、「離婚」という人生の重大な岐路に立ってもがいている方々に対して、

なんとか自分の力で未来を切り開いていって欲しいと常に願っています。

そのために、ほんの少し背中を押してあげたり、気づかせてあげたり、

同じ目線で一緒になって悩んでみたり・・・

本人が、自分の力で自分の幸せを掴みとることができるようお手伝いをしたいのです。

 

さて、人生の一大事という場面においてもがき苦しんでいる時、“読書”をすることが、

思わぬ心の拠り所となる場合が多々あります。

「離婚は避けられないかもしれない・・・」

そんな状況にあってもがき苦しみ、悩み抜いている人たちは、立場の違いこそあれ、

より多くの“情報”を得ようと躍起になっている状態である、と私は考えるからです。

 

というのも、私自身がそうでした。

突然「離婚」を突き付けられ、最初の頃こそ

「誰の話も聞きたくない」

「誰にも私の気持ちはわかってもらえない」

と、心を閉ざして一人悶々とする日々を送っていましたが、

いよいよ「離婚」が現実的になってきた時、ふと何かが私の心に火を付け、

毎日のように図書館に通って、貪るように本ばかり読んでいました。

 

その中には、私と同じような、

いやそれ以上の壮絶な体験をしている方の本もありましたし、

私が思っていることを代弁してくれているかのような言葉もありました。

最初のうちは、似たような境遇のものばかり選んで、

私だけじゃないんだ!という安心感を求める傾向が強かったように思いますが、

そのうち余裕が出てきて、自分には不利な内容や、理想と現実は違うんだということを

思い知らされるような内容のものでも、

客観的に受け止められるようになってきました。

 

本を読み漁ることで、私は、錯乱した心の中を整頓することができたと思っています。

すると次第に閉ざしていた心が溶け出して、

心配してくれている家族や友人に対しても、

正直な自分の気持ちを伝えられるようになっていきました。

 

本と一口にいっても、実を言うとまったく内容のない薄っぺらなものもあります。

どんな本を手に取ればいいか分からない・・・

と、最初の一歩を踏み出せない方もいると思いますが、

大事なのは、よりたくさんの情報を求めて読み漁ることにあるわけですから、

その中に一定の割合で、取るに足らない本が混じっていたとしても、

そんなことは気にしなくてもいいのです。

 

待っているだけでは何も変わりません。

あなたの幸せは、あなた自身によってのみもたらされるものなのです。

平成27年2月3日(火)春の訪れ

本日は節分。暦の上では春ですね。

今日は空気は冷たいですが、日差しは暖かく、寒明けを感じる陽気となっています。

ただいま人生寒中真っ盛りという方も、いずれ春が来ることを信じて、

負けずに立ち向かっていってもらいたいところです。

 

さて、日頃、様々な離婚の事案に接していて思うのですが、

果たして、ある夫婦が将来離婚するかどうかということは、

最初からおおよそ決まっているものなのでしょうか?

 

もちろん、某有名人のように結婚当初から仮面夫婦として始まっていたり、

また別の某有名人のように“自作自演婚”であったりする場合は別ですが、

当人同士は、まさか将来自分たちが離婚することになるなんて夢にも思わずに

婚姻届に判を押すのが普通でしょう。

なのに離婚に至ってしまう・・・。

思うに、離婚の相というのは、

結婚する前から少しずつ表れているのではないかと思うのです。

本人たちが気づかないだけで。

 

これは私のまるっきり個人的な意見ですが、

人の痛み、つらさが分からない人は、

結婚してもうまくいかないのではないかと思うのです。

身近な例で言うと、相手が病気になったときです。

風邪でも怪我でもいいのですが、相手が健康な状態ではなくなったとき、

本気で心配して、なんとか助けようと奔走してくれるかどうかということです。

人の痛み、つらさが分かる人は、それが行動に表れます。

自分にとって不利益となる選択肢であっても、

相手のためにその行動を選択することを厭いません。

 

分かりやすく言うと、家族が苦しんでいるときに、

仕事や自分の生活を優先するような人は、結婚には向かないということです。

ちなみに、私は昔、結婚を考えていた人に

「もし私が具合が悪くなったら看病してくれる?」

と、試しに聞いてみたことがあります。

するとこんな答えが返ってきました。

「ごめん、それは無理。仕事があるから。」

「・・・・・」

平成27年1月7日(水)新年ご挨拶

 

新年明けましておめでとうございます。

去年の年末に、一度ブログを更新しようと思っておりましたが、

結局サボってしまいました。

申し訳ありません・・・。

 

さて、このお正月、皆さんはどのように過ごされていたでしょうか。

必ずしも楽しいお正月だったという方ばかりではないでしょう。

簡単には解決しない問題を抱え、モヤモヤした気持ちで過ごされた方、

人生の大きな岐路に立ち、ついに一大決心をされた方。

 

私はと言えば、毎年年末になると、なぜか必ず思うことがあります。

「今年も屋根壁のあるところで年を越すことができてよかった」と。

別に過去にホームレスになった経験はないのですが、

なぜか毎年そんなことを考えるのが習慣になっていて、

自分でもとても不思議に思います。

 

年が明け、寒い日々が続いていますが、

今年も少しでも皆さんのお役に立てるように努力して参りたいと思います。

今年も去年同様、出会い多き年になるよう願っております。

それでは、皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。

平成26年10月30日(木)必要なのは“けじめ”!?

ご無沙汰しています。

今年は残暑がほとんどなく、ある日突然、秋に切り替わったように感じました。

人も、このくらい潔く切り替えができるようになるといいですね。

 

さて、毎週火曜日の夜10時から、

深田恭子さんが弁護士役で主演しているドラマが放送されています。

私は個人的に深田恭子さんが好きなので観ているのですが、

その第2回の放送で、とても心に残る言葉があったのでご紹介したいと思います。

 

第2回のテーマは「婚活サギ」。

婚活サイトで知り合った男性に騙された女性が、弁護士事務所に相談にやってきます。

細かいところは割愛させていただきますが、

相手方(婚活サギの男とグルの不動産会社)から、

十分な和解金を支払ってもらうことで

終結させるべきか、それとも婚活サギの男を告訴するかどうか、

深田恭子さん扮する新米弁護士は思い悩みます。

 

そんな彼女に上司の弁護士が放ったのは、

「必要なのは、彼女がけじめをつけることではないか」という趣旨の言葉。

婚活サギのように、経済的損失のみならず、精神的苦痛を伴うような場合、

確かに十分なお金を支払ってもらえたとしても、

心のもやもやは消えることはありません。

慰謝料というのは、本来金額で表すことのできない精神的損害を、

無理矢理お金に換算したものだとも言えます。

 

だってそうでもしなければ、いつまで経っても解決しないから。

解決しないと、先に進めないから。

そもそも、精神的損害を本当の意味で償うことは不可能だから。

婚活サギに限らず、信じていた人に裏切られたとき、騙されたと知ったとき、

ほとんどの人はこう言います。

「私は、あの人に謝ってもらいたいんです」と。

ところが、納得できるまで「謝って」もらえる人は、驚くほど少ないのです。

心の底から「謝って」もらうということは、残念ながらとてつもなく困難な要求

と言っても言い過ぎではないかもしれません。

 

裏切られた、騙された、その精神的苦痛を、納得できない思いを、

心の傷はお金では癒されないことを知りながら、

慰謝料請求という形で相手に突き付けた時、

やるせない思いに胸が苦しくなるでしょう。

 

でも、確かに心の傷はお金では癒せないけれども、

慰謝料を、心の隙間を埋める代替物と考えるのではなく、

自分がこれから前を向いて生きて行くための“けじめ”をつける手段のひとつと考えれ

ば、少し世界が違って見えてくるのではないでしょうか。

未来の自分のために、今が踏ん張りどころなんだと思えてくるのではないでしょうか。

平成26年8月29日(金)健康診断の結果


 こんにちは。 

 この一週間くらい涼しくて、急に秋になってしまったのかな~ なんて思っていたら、

 どうやら来週からまた暑くなるみたいですね・・・。

 

 さて、先日、先だって受診した市の健康診断の結果が届きました。

 ドキドキです。

 というのも、去年の健康診断の結果が散々だったから。 

 コレステロール値に肝臓機能、血圧(低過ぎる)、さらには心臓まで!  

 いずれも「要指導」なので程度は軽いのですが、

 この年で早くも色々引っかかってくるのは、先が思いやられて気が重いものです。  

 

 そんなわけでドキドキしながら結果通知を開封すると、 

 なんと!去年とは打って変わって結果は非常に良好!!

 貧血気味という所見はありますが、

これは女性である以上多少は仕方がないので・・・。

 去年と比べて、健康のために何かやっていたかというと、特段何もなく、

 きっと今年も悪いんだろうと思っていたので、

予想外の結果に嬉しくなってしまいました。  

 

 そもそも、私は、アルコールは全く飲まないし、脂っこい食べ物も苦手、

 肉より魚を好み、清涼飲料水などもあまり飲みません。  

 ですから去年は、食生活を改善しなければならないとしたら、

 もはや精進料理しか 食べられないではないか!とひどく落ち込んだものです。

 

 それなのに、何もしていないのに今年は引っかからなくて本当によかったです。

 まだまだ働き盛りですし、体が資本ですから、

健康には気をつけなければいけません。  

 それにはやはり、ストレスとの付き合い方が重要だと思います。  

 ストレスが溜まるのは仕方ないですが、

それをうまく発散する術を心得ているかどうか、  

 そのことが健康のカギなのかも知れません。

平成26年7月8日(火)三毛猫ミーちゃん

沖縄に台風が来ているようです。

それも、異常に強い勢力のようですね。

梅雨入りしてからというもの、毎日ジメジメした日が続いていいて、

なんとなく体調もすぐれません・・・。

カラ梅雨も困りますが、あまりにも太陽の登場頻度が少ないと、

元気が出ないように思います。

 

さて、うちには三毛猫が一匹いるのですが、

15年ほど前に野良猫として迷い込んできて以来、

家族の一員として暮らしています。

最近、急速に老け込んでしまい、体はガリガリに痩せて毛も抜け落ち、

そろそろ寿命なのだろうな・・・と覚悟せざるを得ない様相となってしまいました。

こう書いていても涙が出て来るのですが、こればっかりは仕方ありません。

今まで、病気もせず、よくここまで長生きしてくれたな!

と感謝の気持ちでいっぱいです。

 

猫とて老いには逆らえず、姿も若い時に比べたら醜くなっていくのですが、

それでもやっぱりかわいいのです。

いかなる理由があろうとも、動物を棄てる人の気が知れません。

そういう人に限って、相手の気持ちを考えず、

自分の都合だけで、人を欺いたり裏切ったりするのかもしれません。

平成26年6月6日 「ありがとう」の威力

関東も昨日から梅雨に入ったようです。

こちらは今、ちょうど雨足が強くなってきたところです。

ほんの一週間足らず前までは30℃を超える暑さだったのに、

今日は20℃前後まで気温が下がり、少し肌寒く感じるほどです。

 

さて、昨日のことなのですが、

無事にご依頼のお仕事が終了したお客様から、

「お世話になりました。ありがとうございました。」

と、わざわざお礼のお電話をちょうだいしました。

 

私のような業種に限らず、お客様から対価をもらって仕事をする以上、

「やって当たり前」「プロなんだからできて当たり前」

という理由からなのか、

わざわざ「ありがとう」と言ってもらえることはあまりありません。

ですので、昨日のようなお電話がかかってくると、

ほんわかとした気持ちになり、

「ああ、そういえば、私はこのひと言のために頑張っているんだったな。」

と、初心を思い出したりするのでした。

 

「ありがとう」のパワーは強力で、

昨日はそのひと言で、日頃の疲労が少し軽くなった思いがしました。

もちろん、昨日だけでなく、

時には、わざわざ事務所までお礼のご挨拶に来て下さる方や、

御礼状を送って下さる方もいらっしゃいます。

その心遣いに、本当に感謝しております。

時々でもそのようなことがあれば、

「よし!また頑張ろう!」という気になれるし、初心を取り戻すことができます。

そして、私もそういう心遣いができる人間になりたいと思うのでした。

平成26年5月22日(木)私の5月病

こんにちは。

実は、GWが明けたくらいから5月病にかかっています。

5月病といっても、世間一般でよく言われるような類のものではないのです。

 

私ごとですが、昔、結婚式を挙げたのも5月、

離婚をしたのも5月、

婚約破棄されたのも5月・・・

と、どういうわけか5月にはいい思い出がありません。

いや、きっといい思い出もあるはずなのですが、

ショッキングな出来事が多すぎて、

いい思い出がかき消されてしまっているのでしょう。

 

そういうわけで、5月がやってくると、

「また何かとんでもないことが起こるのではないか!?」

という恐怖感に襲われてしまうのです。

ああ、どうかどうか、

特別いいことも起こらなくていいから、

せめて何事もなく5月が終わりますように・・・!

と、日々願わずにはいられません。

 

そう考えると、一見過去のことからは立ち直っているように思えても、

実際のところ、いまだに過去に囚われて生きているのかもしれないな・・・

というふうにも思えてきます。

でも、それでも別にいいんじゃないでしょうか。

努力して嫌な思い出を忘れようとしたって、なかなか簡単にはいきません。

 

逆に、心をえぐられるような強烈な体験を、負の原動力として常に心の奥底に忍ばせて

おくことが、自分を見失わないために重要なことなのでなないかと思います。

どんなに認めたくないようなことであっても、

起こってしまったことは元には戻りません。

認めたくないようなことばかりで構成されている私という人間を、ありのままの姿で

認めてあげなければ、かわいそうじゃないですか。

平成26年4月30日(水)人任せにしない

約一か月ぶりの更新となってしまいました。

だいぶ紫外線が強くなってきましたね。

当事務所は、GW期間中はカレンダーどおりの営業となっております。

 

さて、最近の傾向として、意外にも男性の相談者の割合が増えてきました。

私の予想では、私自身が女性ということもあり、

ほとんどの相談者が女性の方だろうと思っていたのですが、

最近は、男女の割合は五分五分といったところです。

 

言うまでもありませんが、

私は、自分が女だからといって、特に女性の味方であるということはありません。

真剣に、自分が抱えている問題を解決しようとしている依頼者の方に対して、

法律家として、経験者として、さらには人間として、

より的確な助言と後押しができるよう、お手伝いさせていただくのが私の役目です。

 

ちょっと、オーバーに言い過ぎたでしょうか(笑)。

ですので、そこには男女の違いによる区別はありませんし、

もっと言うなら、依頼者とその相手方、

そのどちら側にも立っているわけではありません。

 

自分が直面している問題を解決できるのは、自分しかいません。

でも、自分だけでは解決できないような場面に遭遇することもあります。

そういう時は、勇気をもって人に頼ってみてほしいのです。

人に頼る、ということは、人任せにすることとは違います。

 

実は、同じ女性として少し残念なのですが、

男性の相談者の方が、傾向として、

自分の意思をしっかりお持ちの方が多い気がします。

一方、女性では、

「どうしたらいいのかわからない」

「自分がどうしたいのかさえも分からない」

といって、すべてを人任せにしてしまう方が少なくないように感じます。

 

自分の人生の一大事なわけですから、逃げずにしっかり向き合って、

自分で解決への糸口を探す努力をすることが、

まず最初にすべきことではないでしょうか。

その過程において、必要があれば、

私のような人間を活用してみるのも手だと思うのです。

平成26年3月26日(水)言葉の威力

言葉の力というのは恐ろしいものです。

私は今、ある言葉に苦しめられているのです。

 

私は以前、結婚を約束した男性に一方的に婚約破棄されたことがあるのですが、

その時に言われた言葉がいまだに私を苦しめています。

実は、その時に言われた言葉というのは、ひとつやふたつではなくて、

到底許すことのできない言動は筆舌に尽くしがたいのですが、

今回は、その中のひとつの言葉に的を絞ってみたいと思います。

 

それは、「あなたは幸せを求めてはいけない人間だ」という趣旨の言葉です。

相手は、度胸もない上に卑怯な奴でしたから、面と向かってではなく、

メールで、切々と、いかに私が幸せを望んではいけない人間であるかを語りました。

婚約という幸せの絶頂から、突然奈落の底に突き落とされた直後であった私は、

「そうか、私は幸せを求めてはいけない類の人間なのか。不幸がお似合いなのか」

と、その言葉どおりに自分を納得させようとしたものです。

 

今となっては、そんなにばかばかしい話はないと思えるのですが。

度胸もなく卑怯な奴が、精一杯私を傷つけようと考えた結果の言葉なのだと。

しかし、奴とおさらばしてしばらく経った今でも、

日常生活において、うれしいことや楽しいことが起きたときに、

この言葉がふと頭をよぎって、

 

「私は幸せになってはいけない人間のはず・・・!?」

「いいことなんて起きるはずがない!幸せはすべてまぼろしに違いない」

という思いに囚われてしまい、息苦しくて悔しくてたまらないのです。

何かにつけこのような思考回路に支配されてしまい、こんなんでは

もし、幸せを掴みかけたとしても、

自らの手でそれを振り払ってしまいそうで怖いのです。

 

言葉を発した方は、気軽な気持ちで言ったのだと思います。

気軽な気持ちでそんなことを言える人間に、

人並みの幸せを得る資格はないと思いますが。

 

ただ、この言葉の威力があまりにもすさまじく、

このままでは、奴の思惑通り、私は幸せになれないんじゃないかとさえ思えてきます。

それは悔し過ぎます。

願わくば、奴にそのような発言を撤回してもらい、謝罪してもらいたいです。

ちなみに、婚約破棄したことに対する謝罪は、ひとこともありませんでした。

そういう人は幸せになってもよくて、私はダメだなんて、やりきれない気持ちになります。

平成26年2月26日(水)結婚について考えてみた

久しぶりの更新です。

当然と言えば当然なのですが、いつも「離婚」に関する記事が多いこの日記。

今回は、珍しく「結婚」について書いてみたいと思います。

 

というのも、そもそも、今「離婚」問題に直面されているみなさんも、

過去に「結婚」したことがあるわけですし、

もしかしたら、離婚後に誰かとまた結婚するかもしれないわけで・・・。

 

日頃、離婚問題や、夫婦間のトラブルに関する相談を受けていると、

「どうしてこんなにも夫婦間トラブルが多いのか」という思いが強くなります。

みんな、それなりの覚悟をもって結婚したのではないのか!?と。

 

もちろん、人の気持ちは変わることもありますから、結婚生活を送る中で

結婚した当初の気持ちがすっかり消えてしまうこともあるかもしれません。

それにしたって、こんなにも離婚が多い世の中になっている以上、

結婚そのものについて、もう少し慎重になった方がいいのではないかと思うわけです。

とは言え、今は晩婚時代、少子高齢化が加速をつけて進んでいる状況です。

晩婚だからと言って、離婚率が下がるかというと、どうやらそうではないようです。

 

ところで、最近の傾向としては、長引く不況の影響もあって、

結婚式を挙げなかったり、婚約指輪も送らなかったりすることも珍しくありません。

プロポーズらしいプロポーズもなく、籍を入れるだけとか、

結納に至ってはしない方の方が多いのではないでしょうか。

 

何が言いたいのかというと、

「結婚」の重みや覚悟といったものをどれだけ分かっているのかということなのです。

もっとも、立派な結婚式を挙げて、「病める時も健やかなる時も・・・」

と誓ったはずなのに、あっさり忘れてしまう人もいますが・・・。

(心から誓ったわけではなく、決まり文句として言わされた感が強い)。

 

近頃は、女性側でも、婚約指輪はいらないとか、

結婚式は挙げなくてもいい、という意見が少なくないようです。

「婚約指輪はつける機会も少ないし、お金の無駄」

「婚約指輪にお金をかけるなら、新居や家具、家電などにお金を使いたい」

「結婚式を挙げる代わりに新婚旅行を豪華にしたい」

「結婚式よりも結婚後の生活費に充てた方が合理的」

 

などなど。

これは、あくまで私個人の考え方ですが、

婚約指輪や結婚式に、合理性や代替性を求めてはいけないと思います。

 

実用性の少ない高価なダイヤモンドや、

相場も曖昧で形に残らないわりに何かと費用がかかる結婚式。

なくても別段困らないものなんだから、

節約のためにカットした方が賢いのではないか。

そう考える女性がいるということは理解できます。

 

でも、せっかくなのだから、彼に結婚の重みをずっしりと感じてもらうためにも、

ただ輝くだけしか能のないダイヤモンドをプロポーズの言葉とともに贈ってもらい、

結婚式という場で、心から一生守ると誓ってほしいと思うのです。

 

もちろん、婚約指輪も結婚式も絶対ダメだという主義の男性もいることでしょう。

その場合、あなたもそういう彼の信念に“心底同感できるのであれば”、

籍だけ入れてもいいかもしれません。

1/11(土)離婚したい気持ちと離婚したくない気持ち

新年あけましておめでとうございます。 

今年もよろしくお願いいたします。 

昨年は、本当にたくさんの方にホームページをご覧いただき、

ありがとうございました。 

それだけ、離婚問題など男女間のトラブルに悩む方が多いのだな・・・

と、あらためて実感いたしました。

 

離婚問題は”感情”の問題であるとよく言われますが、

確かに、事実(現実)や一般常識よりも感情論に走りやすいという面では

その通りだと思います。

ここでは、どちらがよいか悪いかということを申し上げるつもりはありませんが、

あえて言うのであれば、あまりにも感情を前面に出し過ぎると、現実が見えなくなり、

冷静な判断ができなくなってしまうので、

ある程度自分を制御することは必要だと思います。

 

とは言え、感情的になるのは当たり前ですし、致し方ないことなので、

無理に自分を抑え込む必要はないと思うのです。

そんなことをしていたら病気になってしまいます。

実際に、自分の感情を押し殺し過ぎて、精神的に病んでしまう方もいらっしゃいます。

 

さて、離婚問題に関して言えば、

多いのが”離婚したい”方の感情と”離婚したくない”方の感情のぶつかり合いです。

離婚となると、異性問題が絡んでいる場合がとても多いので、

たいてい”離婚したい”方が有責配偶者であることがほとんどです(私見です)。

ですので、”離婚したい”方をA(夫)、”離婚したくない”方をB(妻)とすると、

 

Aは、

「どうして“離婚したい”俺の気持ちを分かってくれないんだ!

俺はお前と別れて彼女と結婚したいんだよ!

お前とはもう無理だって何度も言ってるだろ!

慰謝料を払えば別れるって?俺が金ないの知ってるだろ!?

ないものをどうやって払えって言うんだ!?」

とまあ、このような言い分を主張することが多いです。

 

一方Bは、

「あんたが一方的に浮気したくせに、勝手なこと言ってんじゃないわよ!

子供もいるし、そう簡単に離婚なんてできるわけないでしょ!

浮気したことを反省して戻ってくれば許してあげるって言ってるのに。

どうして“離婚したくない”私の気持ちを分かってくれないの?

どうしても離婚するって言うなら、慰謝料○○○万円と毎月の養育費○○万円、

きっちり払ってもらいますからね!

どうせ離婚したらすぐその女と一緒になるんでしょ。冗談じゃない!

こっちが納得するまで絶対に離婚なんてしてあげるもんですか!」

と、こんな感じです。

 

果たして、AさんとBさんはお互いに分かり合える日が来るのでしょうか・・・。

つまり、BさんはAさんの“離婚したい”気持ちを理解し、

AさんはBさんの“離婚したくない”気持ちを理解することができるのか、

ということです。

 

その答えは私には分かりません。

まあ、分かれば苦労しないのですが・・・。

ただ、私は、日頃このような相談を受けるなかで、無意識に「分かり合えない」ことを

前提に話をしているような気もします。

仮に分かり合えるのであるば、そもそもこんなトラブルは発生しないはずですし。

それは、時間をかけるかかけないかとはあまり関係ない気もします。

長い歳月が経って、いつしか心のわだかまりがなくなっていたとしても、

それは、AさんとBさんが本当に理解し合えたからではなくて、

単純に“時間が解決”したからだと考えるのが自然でしょう。

 

夫婦を初めとする男女間の問題に限らず、

人が社会の中で生きていくためには、相手の気持ちを理解することが重要です。

理解するということは同調することとイコールではありません。

自分はそうは思わないんだけれども、なるほどあなたはそういう考えなのですね、

と、一定の理解を示すことは、社会生活を送る上で欠かせないことだと思います。

 

相手の気持ちを推し量る想像力、相手の立場に立って考えられる柔軟性、

自分と相手を一歩下がって観察できる客観性、

このような能力に長けている人は、人と人との感情のぶつかり合いに

巻き込まれにくい人なのかも知れません。

 

夫婦と言えども、元はと言えば赤の他人ですから、

言わなくても分かってくれるはず・・・は、通用しないと考えるべきです。

お互い、相手に過度な期待を抱かず、甘えず、一人の人間として向き合わなければ。

言わなくても分かってくれるはず・・・が積もり積もっていくことによって、

最後には、理解し難い、分かり合えない夫婦になってしまうのかもしれません。

12/22(日)一番大切なものって何ですか?

 

 

しばらくぶりの更新となってしまいました。

何かと立て込みまして忙しく、

疲れてしまってなかなかパソコンに向かう気になれず・・・

仕事中は「忙しい」と「疲れた」はNGワードにしている私なのですが。

 

さて、人間、いつも忙しく疲れた状態が続くと、気持ちに余裕がなくなるものです。

そのうち、気忙しくしているのが常態化してきて、

忙しくしていないと逆に落ち着かなくなったりします。

あたかも自転車が坂道を転がり落ちるように、車輪の回転速度がどんどん増して、

しまいには制御不能になってしまうかのように。

 

何が言いたいのかというと、昨日までの私がそんな状態でした・・・。

ありがたいことに、仕事の依頼やご相談を多くいただきまして、

バタバタした日々が続いていました。

お恥ずかしい話、そんな日々を送るうちに、欲が出てきまして、

「もっと仕事がしたい」

「事務所の売上をもっと上げたい」

という気持ちにいつしか囚われるようになっていました。

 

そこへきて最近、ちょっとした出来事がありまして、ハッっと我に返ったのです。

どのような出来事だったのかは、関係者の方のご迷惑となることも考えられますので、

割愛させていただくほかないのですが、

簡単に言うと、忙しさと欲に支配されていた私は、気持ちに余裕がまったくなくなり、

普通だったら気づくような”違和感”に気づくことができず、

安易に、とある仕事の依頼を受けてしまいそうになったのです。

 

幸い、そのことが運よく懇意にしてくださっている業者さんの耳に入ることとなり、

心配してくれて色々と知恵を貸していただき、助けられました。

もし、そうでもなかったらと考えると、とても怖くなります。

それと同時に、

自分に冷静な判断ができるだけの余裕がなくなっていたことにも気づきました。

 

このような仕事をしていると、色々な方面から「魔の手」が忍び寄ることがあります。

それを「魔の手」と気づくことができるかどうかは、

職業生命にかかってくると言っても過言ではありません。

新人研修のときに、

「あなたたちを利用しようと狙っている人たちがいることを忘れないでください」

と言われたことを思い出しました。

 

そんなこんなでふと思ったのです。

私にとって、「一番大切なものは何ですか?」と。

それは仕事ですか。

お金ですか。

・・・そうじゃないでしょう、と。

 

仕事は好きです。それに対して対価として報酬をいただくのはありがたいことです。

でも、たくさんの仕事をこなすことや、

多くの報酬を得ることが働くことの目的ではないと思うのです。

そのことだけが目的になってしまうと、

「働いて報酬を得る」ということの”本質”を見失いかねません。

「働いて報酬を得る」ということの本質は、それに関わっている人たちの幸せです。

そこに登場する人たちの、安心、平和、感謝、

それが一番大切なことであり、究極の目的です。

 

仕事には一種の麻薬のような性質もあり、どっぷり浸かってしまうと中毒になって

抜け出せなくなる可能性もある、恐ろしいものです。

中毒になると「仕事信者」になり、

働く上で大切なことを顧みることもできなくなるし、

私生活での大切なものも失うことにもなり兼ねません。

 

今回は離婚問題とは直接関係のない話になってしましました。

でも、ふとした折に

「一番大切なものって何だろう?」

と自分に問いかけてみることがいかに重要かということに関して言えば、

離婚するしないで迷ったり、

争ったりしている人たちにも同じことが言えるのではないでしょうか。

11/30(土)復縁成功の確率

気づけば今日で11月も終わり。

12月に入れば、あっという間に今年も終わってしまうような気がします。

 

さて、今日は「復縁成功の確率」というテーマで考えてみたいと思います。

ここで意味するところの『復縁』とは、

夫婦の一方の心が何らかの理由で一度離れてしまった場合に、

夫婦のもう一方の努力や時の経過によって夫婦関係が元通りになる、

ということを指しています。

 

私は女であるせいか、圧倒的に女性の方からのご相談が多いのですが、

その中でも、きっぱりと離婚することを前提にした相談というよりも、

「状況からして離婚はやむを得ないのかもしれないけど、できれば離婚したくない」

と思ってらっしゃる方がとても多いことに気づきます。

 

ご主人が不倫をし、心が完全に奥様から離れてしまっている状況で、

(奥様に愛情ではなく「情」はあるかもしれませんが・・・)

奥様がそのような事態に心を痛め、色々と愛情を取り戻そうと努力されるのですが、

一向にその努力が報われない・・・という場面にたびたび遭遇します。

 

もちろん、一度夫婦になったのですから、

ご主人の不倫という試練でさえも乗り越えて、

元通り仲の良い夫婦に戻れればそれに越したことはありません。

でも、明らかにご主人は変わってしまっていて、

暴力や暴言までもが日常茶飯事となり、

これ以上我慢して一緒にいても、事態の改善が望めないような場合もあります。

 

それでも奥様は希望を捨てきれず、ご主人の無断外泊が当たり前になろうとも、

暴力を振るわれようともじっと耐えて待ち続ける・・・。

そうこうしているうちに、当然ですが奥様はみるみるやつれていきます。

精神的にもバランスを崩し、

心療内科へ通わなければならなくなるケースも少なくなりありません。

 

私は離婚を積極的に勧めることはしないのですが、

あまりにも痛々しい奥様の姿を目の当たりにすると、

「思い切って離婚して、新しい人生に踏み出してみたら!!」

と言いたくなってしまうのです。

11/6(水)車の運転で愛をはかる

少し前から、どうも気になっていたことがあるので書くことにします。

彼氏なり旦那さんなりと、なんだか最近うまくいってない。

向こうもこちらに愛情があるのかどうかよく分からなくなってきた。という時に、

その彼氏や旦那さんとちょっとドライブに出掛けてみてはどうでしょうか?

 

というのは、彼の車の運転の仕方を見ていれば、

あなたへの愛情の度合いが分かる!!と思うからなのです。

 

私は、信号待ちの度に『ガックン!』と停止する人が大嫌いですが、

それは、乗り心地が悪くて酔ってしまうということだけが理由なのではなく、

「助手席に私を乗せておいてその運転はないだろう!?」

と、怒り心頭に達することが主な原因なのです。

 

「何様ですか??」

という声が聴こえてきそうですが、

そのようなコメントは甚だお門違いもいいところです。

だって、隣に自分の大切な人を乗せていたら、普通運転の仕方に気を付けますよね?

『ガックン』とならないように停止しようとか、

前の車との車間距離を多めに取ろうとか、

スピードを出しすぎないようにしようとか・・・。

 

私は、以前祖母を送り迎えする機会が多かったのですが、

その時は、いつも以上に運転にとても気を使いました。

誰に言われなくても、ごく当たり前にそうしていました。

人は、大切な人を乗せている時は、その人を大切に思う気持ちが運転に表れるのです。

どんなに運転が下手くそな人でもそれは同じです。

もともと運転が下手くそな人は、もっと下手くそになるので、

乗せられた人にとっては最悪だということです。

 

そしてそんな最悪な思いをしたのなら、それを機にきっぱりと「別れる」

ことにしてもいいんじゃないか、とさえ思うのです。

 

いつも私のブログなどを見てくださっている方はご存知かと思いますが、

基本的に、私は「別れ」を積極的に勧めるということはしない主義です。

特に婚姻関係にある方におかれましては、

できれば離婚を回避してほしいと願っています。

しかしながら、最近特に思うことは、

「いくらなんでも、それは別れた方がよいのでは・・・」

という事案が結構あるということです。

 

別れたいけれども、慰謝料や養育費などのの面で折り合いがつかない、

というような場合は別として、

これでもかというくらい酷い仕打ちを受けているのに「でも嫌いになれない・・・」

と言って離婚に踏み切れない方が少なからずいらっしゃるのです。

 

人は良くも悪くも”変わる”生きものです。

優しかったあの頃の彼は、今では顔つきさえも変わってしまい、

もう二度と昔の彼に戻ることはないでしょう。悲しいけれどそれが現実です。

誰が悪いということはないのです。

時の経過や周りの環境、さまざまなストレス、

他人の影響など、いろいろなものが絡み合って

そうなってしまったと考えるのが自然でしょう。

 

自分を大切にしてくれない人と、生涯一緒にいる意味って何ですか?

それが本当に子供のためになると思いますか?

もっと、自分を大切にしてほしいです。

最近、心からそう思います。

11/2(土)調停委員の資質とは

最近、ひどく頭に来る出来事がありました。

頭に来るを通り越して、

「そんなことがあっていいのか!?」と呆れかえってしまったのですが・・・

 

某家庭裁判所の調停委員で、とんでもない言動をする方がいらっしゃいました。

当事者の心情を配慮して、あまり詳しいことは書けないのですが。

「夫婦関係調整」の事案で、奥様がご主人の不貞問題等で憔悴しきっているところに、

たいして話も聞かないうちから

「奥さん、心療内科へいらっしゃったら?」とのたまったらしいのです。

 

私は同席していないので直接は聞いていませんが、

あたかもご主人の不貞や暴力などは、

奥さんのただの妄想なんじゃないですか?とでも言いたげな口調だったらしい・・・。

(不貞の証拠は揃っていたのですが、この時点では可能なら「円満調整」という方針で

いたのでまだ証拠は提出していませんでした)。

悔しいので、本当に心療内科に通院し、結局精神疾患とは認められなかったのですが、

あまりにも彼女の気持ちを踏みにじる言動じゃないですか!!?

 

確かに離婚問題の渦中にいる当事者は、

傷つき、悩み、迷い、怒り、そして哀しみに翻弄され、

多少、いやかなり精神的にギリギリの状態にある場合が多いものです。

ですが、それは精神疾患から来る症状なのではなくて、

他でもない相手方の非人道的な行動が

そうさせるのであって、「妄想」だなんて決めてかかるのは言語道断ですし、

そんなこと、一般的な常識がある人だったら

いきなり面と向かって言ったりしないはずです。

一般常識のかけらもないような人が、調停委員をやっていてもいいのでしょうか?

 

それだけならまだよかったのですが(本当はよくないですけど)、

その次の期日、当事者が調停室の廊下にいるにもかかわらず、

大声でその当事者の悪口を言っていたというのです。

「こんな揉め事を起こすなんて、なんかおかしいですよね~」

「今日はさっさと終わりにしましょう」

こんなような会話を、二人の調停委員が交わしていたとのこと。

 

これも私は直接聞いてはいないので、

本当にそんなことを言っていたのか確証はありませんが、

話をしてくださった方を見ていると、

作り話をしているようにはとても思えませんでした。

結局、彼女はそんな調停委員とはもう関わり合いを持ちたくないということで、

調停を取り下げる方向で考えているそうです。

裁判所へ文句を言ったら?と言いましたが、そんな元気もないようでした。

 

田舎の裁判所だから・・・

で片付けてしまっていい問題では到底思えない事件だと思います。

調停委員は確かに無報酬ですが、東京家庭裁判所の調停委員をはじめ、

本当に真摯に取り組んでいらっしゃる立派な方もたくさんいらっしゃいます。

もう少し、調停委員の資質を見極める必要があるのではないでしょうか?

10/23(水)自己愛の強い男

最近、インターネットのとある記事で、非常に興味深いものを見つけました。

いわゆる「こんな男はやめておけシリーズ」のような、ちょっとくだらない記事が

たまにいろんな検索エンジンのコラムにアップされていることがありますよね?

そう、ほとんどの記事がちょっとどころかかなりくだらなくて、

タイトルに惹かれてついついクリックして読んでみたものの、

ガッカリすることが多いあれです。

 

ところが、最近珍しく「なるほど~!!」と感心してしまったものがあったのです。

『お付き合いをする前、あるいはお付き合いを初めて間もない時期に、

女性に対してプレゼントをあげまくる男性は、とても自己愛が強い人であり、

女性が自分の手中に収まったと思うや否や、途端にケチくさくなって

彼女のためにお金を使うことをしなくなり、態度も冷たくなる』

 

という分析がそこでは紹介されていました。

まさに!!!!そのとおりの体験を私はしてしまったではないですか!(笑)

当時は、頻繁にお花やらフルーツやらをいただいていい気になっていましたが、

何のことはない、ほどなくして見事に上記の内容どおりになりました。

今まで誕生日とか以外にプレゼントをいただくことがなかったので、

こんなに色々と気にかけてくれるということは、

きっと私のことを大事にしてくれるんだろうな・・・

と、単純な私はすっかり思い込んでおりました。

 

それなのに、こんなオチがあったなんて・・・トホホ

でも!これはハッキりと記憶に残っているのですが、

当時の私は、いい気になっていたとはいえ、

やはり本能的に一抹の不安を感じたのでしょう。

ある時、相手の方に冗談っぽく聞いてみたことがあります。

「”釣った魚にエサはあげない”なんてことにならないよね~!?」と。

「そんなことあるわけないじゃん」と彼。

 

果たして、見事にそんなことになりました(笑)。

彼自身、知らなかったのかもしれません。

自分が釣った魚にエサをあげない人間だということを。

自己愛が人一倍強い人間だということを。

自分だけがかわいくてしょうがない人間だということを。

 

それにしても、なぜそのような行動をとる人は自己愛が強いのでしょうか?

他人に対してプレゼントを贈るという行為が、どうして自己愛に結びつくのか・・・

ちょっと分かりづらいですよね。

先日、この話を友人にしたところ、

「おそらく、”女性に対してプレゼント贈っている自分”が大好きで、

そういう行動をとるのではないか」

という分析をいただきました。

 

普通、プレゼントというものは相手のためを思ってするものですよね。

まあ、誰しも相手の喜ぶ顔を見るのがうれしいという、

自己満足の部分が多少はあるんでしょうが、

本当にその人のことを想っているなら、

手に入れた途端餓死させるようなことはしないはずです。

 

よくよく考えてみれば、ある程度長い期間連れ添っていて、

それで記念日に少し豪華なプレゼントを。というなら分かりますが、

まだ付き合っているとも言えないのに、

次から次へとエサを与えまくるのは不自然ですよね。

やはり、不自然なことはよくないということです。

当時の私が本能的に一抹の不安を感じたのも、今思えば正しい感情だったのです。

もっと、普段から自分の心の声に耳を傾ける必要がありそうです。

反省します・・・。

10/1(火)夫婦げんかは犬も喰わない!?

街はどこへ行ってもハロウィン一色になっています。

オレンジ色のカボチャに目や口をくり抜いてお化けの顔のように仕立てたものが

あちこちにディスプレイされています。

 

とはいえ、日本ではなかなかハロウィンで盛り上がるということはないですよね。

クリスマスはクリスチャンでなくても、

便乗して楽しんじゃえ!とばかりに盛り上がり、

お財布のひもも緩くなりがちで、

毎年熱いクリスマス商戦が繰り広げられるというのに。

 

さて、私は女性ということもあって、

女性の方からのご相談を受けることが多いのですが、

「いったい主人(彼)は何を考えているんでしょうか?先生」

と問いかけられることがあります。

そんな時はたいてい

「う~ん・・・、何を考えているんでしょうねえ・・・」

と答えるのが精一杯で、しばらく考え込んでしまうことが多いのですが・・・。

女性の気持ちというのは、なんとなく分かるものです。

それから、子供の気持ちというのも、自分が子供だった時のことを思い出せば

それなりに想像がつきます。

ですが、『男の気持ち』というのは、どうも分かりづらくで困ってしまいます。

 

このことを以前友人に相談したことがあるのですが、

「それは当たり前だよ。だって、あなたは男になったことがないんだから」

と事もなげに言われてしまいました。

確かにおっしゃるとおりで、妙に納得してしまったのですが、

いくら法律家だからといって、法的手続きのことだけ知ってればいいかというと、

現実はそれではやっていけません。

 

男とか女とかいう前に、まず人間であることには変わりないのだから、

人としてどうなのか?という目線で考えてみようともするのですが、

何分私自身が女であるから、どうしても男性の気持ちに感情移入することができず、

結局「男って何考えてるか分からないね・・・」

と言ってごまかすのが関の山といった状況になってしまいます。

 

それからもっと悪いことに、

「夫婦のことは夫婦にしか分からない」などとよく言いますが、

まったくその通りで、本当にいろんな夫婦がいます!

こちらが「えっっ!?」と思うような夫婦のかたちもありますし、

「へぇ~!」と思うようなシステムを取り入れている夫婦もいらっしゃいます。

もしかしたらよその夫婦の方からすれば、ちょっと考えられないような夫婦のかたち

であっても、当人同士がそれが当たり前、心地いいと思っていれば成立します。

ですから、万が一、夫婦の関係がおかしくなってしまったとしても、

「ご主人がこうだからダメ」とか

「奥さんのこんなところが原因なのでは」とか

一概には言えないのです。

 

男心がいまいち理解できていないことに加え、

”夫婦”という得体のしれない共同体の壁に阻まれて、

なかなか、頭の中がスッキリできないままになることが多いです。

「夫婦げんかは犬も喰わない」

とはよく言ったものですが、

その犬も喰わないものを、私はちょっとかじってしまっているわけですから、

もう少し根気強く取り組んでみようと決意を新たにしている次第です。

平成25年9月20日(金)愛車との再会

今日は、仕事とは全然関係ない話をします。

コーヒーブレイク的な感じでしょうか。

 

昨日から車検に出していた私の愛車が帰ってきました!

かなり乗り回しているので、車検に出す前は若干疲れた様子を見せていたのですが、

丸二日間、英気を養って随分と元気になりました!

 

私の愛車はマーチです♪

仕事で細い道を通ることも多いので、小回りが利いて大変助かってます。

独立する前は、

2年間見知らぬ土地である愛知県某所で実務経験を積んでいたのですが、

その時も、マーチがいてくれたので寂しくありませんでした。

マーチは私が自分名義で買った初めての車です。

それだけに、非常に愛着があります。

いつか彼女ともお別れする時が来るのかと思うと、考えただけで悲しくなります・・・

 

雨の日も風の日も、猛暑の日も雪の日も、文句ひとつ言わず、

いつも私のために頑張って働いてくれます。

きっと彼女以上に私に尽くしてくれる人は現れないでしょう。

だから結婚できないのかもしれません。

今回は2回目の車検でしたが、走行距離はかなりあります。

これからの2年間、どうか壊れずにそばで私を見守ってほしいと願っています。

おかえりなさい!!

平成25年9月9日(月)岩手県大船渡市仮設住宅巡回に関して

9/7~9/8、初めて被災地での相談会に参加させていただきました。

行く前はいろいろと不安なことが多かったのですが、

結果として参加できて本当によかったと思っています。

 

仮設住宅を一軒一軒訪問して、

「何かご協力できることはありませんか?」

と、呼びかけていくわけですが、

誰一人として嫌悪感を示す人がいなかったのには驚きました。

 

これはある意味どうしようもないことではありますが、

被災されて仮設住宅で暮らしている方々にとって、

我々にできることなんて何もないに等しいですし、

それなのに偽善者ぶって訪ねて来るなんていい迷惑だ!

と追い返されると想像していたからです。

 

みなさん、疲れた表情を浮かべている方が多い印象は受けましたが、

「先が見えないのがつらいけれども、前向きに生きていかなければね」

とおっしゃる方も少なからずいらっしゃいました。

もしかしたら、そう口に出すことで自分自身に言い聞かせているのかもしれません。

 

仮設住宅を回る際には、相談窓口の連絡先を書いたチラシをお渡ししていましたが、

「何か相談事があったらここへ連絡して下さいね」

と言って手渡すだけではだめだなと思いました。

最初のうちは慣れないことだし、冷たくあしらわれたるのが怖いので

あまり突っ込んで話を聞き出すことができませんでしたが、

 

「今現在、何か困っていることはありませんか?」

「聞いておきたいことがあったら遠慮なく言って下さい」

 

などと、一歩踏み込んで聞いてみると、割といろんなことを打ち明けてくれます。

ただ、打ち明けてもらっても、残念ながら何もしてあげられないことがほとんどです。

だからといって、

最初から何も聞かない方がいいかというと、それは違うと思うのです。

これは、本来の被災地相談会の趣旨からは逸脱しているかもしれませんが、

被災して家や家族を津波で失った方、

生活再建の目途が立たずに今も多くの苦悩を抱えて暮らしている方々に直に接して、

その方々の生の声を聴くという経験は、

我々にとってとても重要なことだと思うのです。

 

仮にここで、私が被災地で見聞きしたことを文章にしたところで、

読んだ人の心にはほとんど響かないでしょう。

仮設住宅に暮らす、特にお年寄りの方と実際に向かい合って、

どんな思いをしてきたのか、そして今何を思うのか、

自分の耳で聞いてくる他に方法はありません。

 

最後になりましたが、

我々が仮設住宅で暮らす方々のためにしてあげられることなんて、何もありません。

そういうおこがましいボランティア精神で行くと失敗します。

そうではなく、現実を目で見て聞いて、

自分自身を成長させるために行くべきだと思います。

平成25年9月6日(金)八士会若手交流会

昨日は、茨城自由業団体連絡協議会(通称:八士会)の若手!?交流会が

水戸でありました。

去年が第1回目で、今年で2回目だそうです。

私は、今回初めての参加になりました。

 

各専門分野の士業のみなさんが集まって、

総勢150人くらいだったのではないかと思います。

とてもとても全員とお話することは不可能なので、

席が近かった方や、紹介してもらった方、

声を掛けてきてくださった方々とご歓談させていただきました。

 

幸い、私の席の隣には、

可愛らしい弁護士さん(でもスーツをカチッと着こなし仕事はバリバリできそう!)

と、明るく元気いっぱいの社会保険労務士さんがいらっしゃったので、

両手に花状態でよかったです(笑)。

着席するテーブルがあらかじめ決められていたので、

我ながらクジ運があるな、ラッキーだな、と思いました。

士業という職業上、圧倒的に男性が多いのですが、

その中で同年代の女性と知り合いになれたことは

本当によかったです。

 

それから、

お住まいが私と近いということで声を掛けてきてくれた女性の行政書士さん、

年も1個違いで話しやすいし、

とても社交的な方で知り合いになれて本当によかったと思いました!

また、その方のつながりで、

別の行政書士さんや税理士さんとも楽しくお話させていただくことができました。

今度あらためて飲み会でもやりましょうという話が出たので、

現実になることを心から願っております。

 

本当はもっとたくさんの方とお話したかったのですが、

時間の制約もあり、かないませんでした。

またこのような機会があれば、

積極的に参加して、交流を広げていきたいと思いました。

もし、このブログを読んで下さった方がいらっしゃったら、

見かけた時に気軽に声をかけて下さいね♪

平成25年9月2日(月)法律相談だけどそれだけじゃない

昨日9/1(日)は、水戸市にある茨城県産業会館にて、

八士会による無料法律相談会が実施されました。

八士会がどういうものなのかということは、紙面の都合上割愛させて下さい。

ひとことで言うと、資格名に『士』とつく各分野の専門家が一堂に会して、

みなさんの困りごとを総合的に多面的に解決へと導きますよ、という催しであります。

 

私も相談員として参加させていただきました。

みなさん朝早くから会場にお越しいただいて、

最終的には100組を超える方が相談に訪れました。

私が担当させていただいたのは、そのうちのほんの一部の方ですが、

みなさん、それぞれが抱えている問題はさまざまでも、

とても真剣に取り組まれてるな、

という印象を受けました。

 

ひとくちに「法律」といっても、各方面さまざまな法律が存在するわけですが、

一般の方々は、普段なかなかそういう専門的な法律を知る機会がなく、

いざ、何か問題が起こった時にどうしたらいいのか分からず、

とても不安になると思うわけです。

 

そんなとき、「別にいいや」と調べるのをあきらめてしまったり、

誰かに丸投げしてしまったりする人もいるかもしれませんが、

少なくとも、昨日わざわざ足を運んで下さった方々は、

ご自身で納得できるところまではきちんと調べた上で、問題に対処していきたいという

熱心さが伝わってきて、こちらとしても身が引き締まる思いでした。

 

生きていく上で、何かしらの問題にぶち当たったとき、

逃げずにきちんと向き合っていくという態度は、とても大事なことだと思うわけです。

そうやって真摯に取り組んだという経験が、

たとえ今回思うような結果にならなかったとしても、

必ず財産となってどこかで生きてくると思うからです。

 

さて、今回相談を受けて特に思ったことが2点あります。

まずひとつ目は、

「自分は間違ったことはしていないはずなのに損害を被ってしまった。でも、

その損害額というのが小さいので、

法的な手段に出るとかえって出費がかさんでしまう。悔しい」

というような場合が多いということ。

 

ふたつ目は、

「どうやらだまされてしまったようだ。そのことも悔しいがひと言謝罪してくれても

いいものをそれがなく開き直っているのが許せない。

金銭の賠償どうこうよりも謝ってほしい」

という思いを抱えている人が多いということ。

 

確かに聞いていてその通りだと思いました。

法律相談会ではありますが、必ず法律論だけでは割り切れない部分が出てくるのです。

いや、むしろ法律ですべて片が付くなんてことは滅多にないのかもしれません。

相談に訪れた方々の中には、いろいろ考えたけれども解決の糸口を見い出せず、

「法律でスパッと解決してくれるのでは!」

と、最後の望みを託しておられた方もいらっしゃったかもしれません。

 

ところがそうもいかないのが現実であり、

果たして少しはみなさんのお役に立てたのであろうか・・・

と申し訳ない気持ちになります。

私としては、できるだけ今回のような機会に顔を出すようにしたいと考えています。

というのも、一般のみなさんがどのようなことで悩んでいるのか、

法律家としてそれに対してどんなことができるのかということは、

みなさんと直に接してみないと実感としてとらえることができないのではないか、

と考えるからです。

 

そう、事件は会議室ではなく現場で起きているのです。

(古くてごめんなさい!)

平成25年8月30日(金)慰謝料では慰謝できません!

今日はまた暑さがぶり返して大変でした!

外でお仕事をされている方、本当にご苦労さまです。

 

さて、早速本題に入らせていただきますが、

実はわたくし、ちょっと怒っております。

どういうことかと言うと、

「慰謝料を請求された!」ということで、烈火のごとく怒り出す人が多いからです。

慰謝料を請求されるようなことを、立派にしでかしているにもかかわらずです。

それだけではありません。

自分がやってしまったことを棚に上げて、

「あいつ、オレに慰謝料請求してきやがった!とんでもないやつだ!!」

と、周りに言いふらし、まるで自分が被害者であるかのように訴えかけたりします。

 

あなたがこんなことをやってくれなければ、私も傷つくことはなかったし、

本当はしたくもない慰謝料の請求なんてやらなくて済んだのに、

自分の犯した罪よりも、慰謝料を請求するという行為の方が、

あなたにとっては許しがたい罪ということなのですね・・・。

なんというか、本当にもう、こういう類の人は呆れて救いようもありません。

だいたいこういう人は慰謝料を請求されるまでの間、

まず”謝っていない”ことがほとんどです。当然、慰謝料を請求されても謝りません。

それどころか、怒り出す始末です。

 

言っておきますけど、慰謝料をきっちり払ってもらったからといって、

”慰謝”されるわけではないですからね!?

「だったら金なんて請求するな!がめついやつめ」

ですって??

『悪いことをしたら謝る』こんな基本的なこともできない人に言われたくありません。

『謝ったら負け』なんですか?

あなたは小さいこどもになんて教えるのですか?

 

相手の立場になって考えられない人、自分がかわいくてしょうがない人は

謝罪の意味を理解できないのだと思います。

いや、理解しようともしない・・・

「慰謝料を請求するなんて、とんでもないやつ!金の亡者!」

とののしられたとしても構いません。

それだけのことをしでかした人に対しては、

きっちりと慰謝料請求させていただきます!

平成25年8月27日(火)一期一会な日々

今日は、当ホームページでもリンクを貼らせていただいている「リボーンルーム」の

藤野しおりさんとお会いして来ました!

http://reborn-r.jp/

藤野さんは、「NPO法人日本家族問題相談連盟認定カウンセラー」

でいらっしゃいます。

当連盟の理事長は、テレビなどにも出演されている岡野あつこさんです。

 

さて、今日は藤野さんのカウンセリングルームにおじゃまして来たのですが、

部屋に一歩足を踏み入れたとたん、

アロマオイルのいい香りがしてとっても癒されました。

私は特にカーテンが気に入ってしまったのですが、

インテリアやファブリックがどれも女性らしく上品で

「さすが!」と思いました。それに比べたら、

私の事務所はまだまだ”硬い”ですね(笑)。

 

藤野さんは、離婚をはじめとする家族問題について

「カウンセラー」という立場で相談に乗ったり

アドバイスしたりする、いわば『ソフト』面での専門家であるわけです。

一方、私は主に離婚等に関連して生じてくる法律的な問題や手続きについて、

法律家という立場で相談者に接する、いわば『ハード』面での専門家になります。

カウンセリングルームの雰囲気や、事務所の仕様などを比べてみても、

その当たりのお互いの特性がよく表れているなと思い、ちょっとおもしろかったです。

 

今回は、たまたま私が藤野さんの存在を知って、何かピンとくるものがあったので、

突然お電話してお会いさせていただく運びとなりました。

結局、気が付いたら2時間以上もおしゃべりしてしまっていて、

「カウンセリング費用お支払いするべきだったかな!?」

と、後になって気づいた次第です(笑)

 

さて、私もここまでの人生紆余曲折あって、こんな仕事でもしていなければ

彼女に出会うことのなかったと思うと、

つくづく「縁」というのは不思議なものだと感じます。

そういえば、結婚も離婚も「縁」ですよね。

理由がうまく見つからないときや、どうすることもできない時など、

「縁あって・・・」とか「縁がなかったと思え」なんていうようによく使われます。

 

私も、「縁あって」一度は心を通わせた間柄なのだから、

恋人でなくなったとしてもお友達として付き合っていければいいな・・・

と思うことがあったりします。

でも、難しいんですよね。

一度絡まった「縁のもつれ」はなかなか簡単にはほどけないもののようです。

平成25年8月20日(火)プロ意識強化月間

暑い日が続きますね・・・!

私が事務所を独立開業して一か月半ほどになります。

本来であれば、営業活動に奔走しなければならないのですが、

こうも暑くては、日中外に出る気も起きません・・・。

(そんなことを言っている場合ではありませんが)

 

今週から9月の半ばにかけて、無料相談会やらセミナーやらがたくさん入っています。

とにかく、色々な方面にアンテナを張って、

勉強を継続していくことが大事だと思っています。

特に、さまざまな関連機関が開催している無料相談会については、

できる限り積極的に参加したいと思っています。

 

一般の方々の生の声を直に聞くということは、とても重要なことだと思うからです。

それには法律の勉強だけでなく、さまざまな分野に興味を持っている必要があります。

開業間もない今だからこそ、積極的に出掛けて行くようにしたいと思っています。

9月は、「プロ意識」をしっかり自分に植え付ける期間にしたいと思います。

詳しくはこちらをクリック

平成25年8月19日(月)改正民法766条について

平成23年5月27日に成立し、平成24年4月1日から施行となった

「改正民法第766条」ですが、

それに関して興味深い(忌々しき!?)記事を見つけました。

本題に入る前に、新旧の民法第766条を比較のために掲示いたします。

 

新民法第766条

(離婚後の子の監護に関する事項の定め等)

第七百六十六条 父母が協議上の離婚をするときは、子の監護をすべき者、父又は母と子との面会及びその他の交流、子の監護に要する費用の分担その他の子の監護について必要な事項は、その協議で定める。この場合においては、子の利益を最も優先して考慮しなければならない。

2 前項の協議が調わないとき、又は協議をすることができないときは、家庭裁判所が、同項の事項を定める。

3 家庭裁判所は、必要があると認めるときは、前二項の規定による定めを変更し、その他子の監護について相当な処分を命ずることができる。

4 前三項の規定によっては、監護の範囲外では、父母の権利義務に変更を生じない。

 

旧民法第766条

(離婚後の子の監護に関する事項の定め等)

第七百六十六条 父母が協議上の離婚をするときは、子の監護をすべき者その他監護について必要な事項は、その協議で定める。協議が調わないとき、又は協議をすることができないときは、家庭裁判所が、これを定める。

2 子の利益のため必要があると認めるときは、家庭裁判所は、子の監護をすべき者を変更し、その他監護について相当な処分を命ずることができる。

3 前二項の規定によっては、監護の範囲外では、父母の権利義務に変更を生じない。

 

法務省が、改正民法が施行された平成23年4月1日から1年間の結果を

まとめたところによると、

未成年の子がいる夫婦の離婚届の提出が13万1254件あったうち、

離婚時に、養育費の分担を取り決めていたのが7万3002件(56%)、

面会や交流の方法を決めていたのが7万2770件(55%)にとどまることが

分かりました。

 

日本においては、離婚のうち「協議離婚」の占める割合が全体の9割となっており、

離婚後の養育費や面会交流に関して具体的に取り決めないまま

離婚するケースが目立ちます。

民法の改正は、「子供の権利を守る」という目的のもとに実施されたが、

実際のところ、養育費や面会交流に関する取り決めがなされていなくても

離婚届は受理されます。

改正民法の施行に合わせて、離婚届の様式が一部変更され、

未成年の子供がいる場合は、養育費と面会交流について「取り決めをしている」または

「取り決めをしていない」のどちらかをチェックするようになりました。

 

しかし、子供の権利を守るためであるのなら、養育費の額や支払方法、支払期間、

面会交流の頻度、場所等、具体的な取り決めがなされるべきであるのに、

これではまったく意味をなしていないということになります。

実際、実務をとおして私が感じているのは、

まだまだ、離婚時にきちんと(公正証書などで)養育費や面会交流について決めておく

という意識が低いということです。

 

中には、どちらか一方がきちんと取り決めをしたいと考えているのに、

相手方や親などに反対されるケースもあります

(「そこまでしなくたって・・・」と言われたり)。

しかしながら、世間一般にはまだ浸透しているとは言い難いけれども、

離婚する前提として、子供に影響が及ぶことに関しては特に、

しっかりと決めておくというのは、当たり前のことなのではないでしょうか?

 

養育費や面会交流について、きちんと公正証書などで定めなかったばかりに

後になってトラブルになるケースは後を絶ちません。

そのことをきちんと自覚して、先のことを楽観視したり、

目の前のことしか考えられなくて

簡単に離婚届を出してしまったりしないよう注意していただきたいと思います。

「急がば回れ」です。

平成25年8月18日(日)婚約破棄されてわかること

「離婚」というテーマと「婚約破棄」というテーマを比べたとき、

どうしても「離婚」の方がインパクトが強いイメージがあります。

 

私も少し前まではそういう感覚でいたのですが、最近になって考えが変わりました。

「婚約破棄」って、「離婚」という問題の陰に隠れて取り沙汰されにくいけれども、

当事者にとっては、「離婚」と同様にかなり深刻な出来事なのです。

 

どうしてそう思うようになったかと言うと、

ほんの数か月前、私が”婚約破棄された”からです。

 

事務所を開業したのが7月頭、婚約破棄されたのが5月の末でした。

失意のどん底でしたが、

泣いてばかりいるわけにもいかず(結婚を申し込まれたため、前の職場を辞めて

きてしまっていたから)、

必死で涙をこらえて事務所物件を探し、融資の手続きをし・・・

とにかく必死でした。

 

実を言うと、ここで記事にするのにはまだ抵抗がありました。

まだまだ心の傷が消えず、私にとって過去の出来事になり切れていないからです。

でも、だからこそ書いてもいいんじゃないか、という気もしています。

人生って甘くないんです。これが生身の人間に実際に起こっている現実なんです。

いいことばかり、表面上のことばかり書いても誰の心にも響かないでしょう。

 

今考えると、浅はかだったな・・・と思うのですが、

「もう二度と結婚はしない」と決めていた私を、

彼は時間をかけて説得し、態度で示してもくれました。

そして、「今度こそ幸せになれるかも」という気持ちになってしまいました。

でも、結局前のとき(離婚したとき)と同じように、

コロッと手のひらを返されてしまいました。

 

お互いの両親への挨拶も済ませ、新居も決め、

電化製品などもバッチリ下見をした直後でした。

突然、一本のメールで「結婚の話は白紙に・・・」と来ました。

それから色々もめたりしましたが、

結婚したくないと言っている人と無理やり結婚するわけにも

いきませんから、事実上、そのメール一本で「the end」でした。

 

笑い話のような本当の話です。

そのメールが来る前日まで、本当に仲良しでしたしケンカもしていません。

「今年の年末には〇〇に行こう!」なんて言ってくれてもいました。

理由がまったく分かりません。

キツネにつままれたようだとはこのことをいうのだと思いました。

 

本当の理由(建前上の理由はいくつか述べていましたが)を知りたかったけれども、

おそらく彼にとって不都合な理由だったのでしょう、教えてはくれませんでした。

「再婚するんだ!」と友達に報告もしてしまったし、

惨めでいたたまれない気持ちになりました。

「またか・・・」と。

 

それと同時に、少しホッとしている自分もいました。

それまでの日々が、あまりにもうまく行き過ぎていて、

毎日楽しくて、逆に不安だったのです。

「私に限って、こんなに平和で幸せな毎日が続くとは思えない。

何かあるのではないか・・・?」

と思っていましたから、

「やっぱりな・・・!」と妙に納得してしまったりもしたのです。

 

今回は、前の時みたいにジタバタするのはやめようと思いました。

婚約破棄するということは、何があったか知らないけれど、よっぽどのことです。

考え直すよう説得したところで無理だろうなということは、容易に想像がつきます。

前の時はそれが分からずにボロボロになるまで突き詰めてしまいましたが、

今回は、そんな過去の経験を踏まえて、できるだけ早く、

無理やりにでもここから抜け出そうと思いました。

そうしないと、自分の傷がどんどん深くなることをよく知っていたから。

 

それで、一度だけ会って話をしましたが、

話題をそらされて別れる別れないの結論には至りませんでした。

最後に「私に愛情あるの?」と聞いたところ、

彼が「あるよ」と即答したので、それでもう終わりにしようと心が決まりました。

「あるよ」と言いながら本当は「ない」ということを、

悲しいかなハッキりと感じ取ったから。

それに、彼にも社会的立場というものがありますから、

「あまり私の神経を逆なでして仕返しなどされたらたまったものじゃない。

ここは「愛情はあるんだ」と言い包めておいて、

徐々にフェードアウト(自然消滅)させればいい」

と、腹の底で考えているのがよく分かったから。

 

もちろん、昨日まで好きだった人を今日から嫌いになれと言ったって、

そんなことは無理に決まってます。

楽しい思い出もたくさんありますし、思い描いていた結婚後の生活だってあります。

でも、これが現実。受け入れるほかありません。

こんな残酷な出来事だって、きっと何か理由があって起こっているのでしょうから。

それならば、その”理由”って何なのか。

私は一体何に導かれているのか。

そのことをしっかり前を見て追い求めていくことの方が大切だと思いました。

 

こうして書いていてもまだ涙が出ます。

読んでくださっているみなさんには、

むしろ「人の不幸は蜜の味!」と笑い飛ばしてもらった方が

小気味いいのですが(笑)

平成25年8月18日(日)専門家によるこまりごと無料相談会のお知らせ

明日までに仕上げたい書類があって事務所へやってきたのですが、

クーラーが効くまでにはまだまだ時間がかかりそうなので、

こうして日記を書いています。

こうも暑いと、つい冷たくて甘いものばかり食べてしまい、

食事が偏りがちになりますが、

そんなことをしていたら体力がもたないと危機感を覚え始めました。

 

さて、宣伝になってしまうのですが、来たる9/1(日)、

水戸市の『茨城県産業会館(水戸市桜川2-2-35)』

において、「専門家によるこまりごと無料相談会」が実施されます。

私も相談員として参加します。

相談に応じるのは、

弁護士・司法書士・行政書士・税理士・公認会計士・社会保険労務士・

土地家屋調査士・不動産鑑定士のいわゆる”さむらい業”の人たちです。

 

どんなこまりごとかに応じて、

その分野に一番強い専門家がアドバイスをするというシステムです。

予約はできませんので、当日会場に来て受付をしていただくことになりますが、

興味のある方はぜひお気軽にお越しいただければと思います。

 

詳しくは、こちらの茨城司法書士会のホームページをご覧ください。

http://www.ibashi.or.jp/information/topic.php?id=79

当日、会場でみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

平成25年8月17日(土)本音を言わない大人たち

ここのところ、自分でも気づかないうちにストレスをためていたらしいです。

(たまには、この場で弱音を吐いてもバチは当たらないでしょう。)

だいたい赤信号を何も考えずに突破してしまったり、

ふと家に帰った途端涙が止まらなく

なったり、おなかが急降下しがちになったりすると、

体がSOSを出してるのかな?と気づきます。

 

私には、高校生の時分からの『大の親友』がいるのですが、

落ち込んだ時、どうしていいか分からない時は、

いつも彼女に相談して助けてもらっています。

一時期、私が荒れていた(資格試験勉強中にかなり八つ当たりをしました・・・)

時でも、けっして見放さずにいてくれました。本当に頭が上がりません。

 

しかし、7月の頭ごろから体調を崩し

(もともと持病があります。ここ最近は落ち着いていたのですが)、

おそらく入院しているのでしょう。それ以後、連絡は取れていません。

ちなみに、彼女は結婚して遠くへ住んでいるので、詳しい状況はつかめません・・・。

私も、いったん彼女が入院するとかなり長引くことが分かっているので、

しつこく家族に連絡したりせずに、

ひたすらよくなって退院するのを願い、待っている状況です。

 

さて、私はこんな仕事をしていますが、

もちろん、だからと言ってけっして完璧な人間というわけではありません。

時には弱音だって吐きたくなるし、イジワルをされたら悪口も言いたくなるし、

理性的になれない時だってあるし、腹黒いところだってあります。

”本当の友達”は、こういう私の嫌な部分を見たとしても、離れていったりはしません。

そういう意味では、”本当の友達”は数えるほどしかいないのかもしれません。

 

”大人”と呼ばれる人たちは、表面上の当り障りのない付き合いをそつなくこなします。

友達であっても、付かず離れずの距離感を保ちつつ、本音と建前を使いこなし、

たとえ納得できないことがあっても、けっしてケンカは売らず買わず、

スマートに渡り歩く。

私はいまだに”大人”になりきれてないので、こういった習わしが苦痛でなりません。

かなり遠回りしましたが、これがストレスの元凶となっているわけです・・・。

 

もちろん、仕事上の対お客様との話であれば、まったく違ってきます。

今、話題になっているのは、「友達同士なのに」「プライベートなのに」

ということなのです。

けっして本音は言わない仲って、寂しくないですか?

私が幼稚なだけなんでしょうか?

 

私は何回人に騙されても、いつも直球勝負で心を全開にしてしまいますから、

後になって手のひらを返されてずいぶんつらい思いをします。

本音を言わない。ダンマリ。都合の悪いことはメールが来ても返信はしない。

こういう友達付き合いは本当に疲れます。魂がすり減ります。

だったら付き合わなければいいじゃないかって?

そうかもしれません。

 

でも、”大人”の世界では、これが普通にできないと通用しないのかもしれません。

それなら別に通用しなくたっていいや、とも思うわけですが。

彼女が元気になって退院したら、久しぶりに一緒に温泉にでも行こう!

と思う今日この頃なのでした。